「目立たない」というコンプレックスと共に生きる
昨晩、コーチ仲間のりゅうさんとさよさんのTwitterスペースでのお話しをお聞きしながら、ふと自分の過去ことを考えてしまいました。
さよさんのこの一言は、これからのサービスのために過去の自分と向き合っている今の私にはズンと響きまくったのです。
今の私にとってもコンプレックス、過去の私にとってもコンプレックスなものっていくつかありますが、今はそのコンプレックスたちが同志のように思えていたことに気づけたんですよね。
目立たないからこそ「目立つためには?」を考えた
私が子供の頃から持ち合わせているコンプレックスのひとつは、外見コンプレックスです。
一重瞼で日本人顔、背が低く日本人体系…という地味で目立たない存在
当時は、二重で目がぱっちりしていること、八重歯があることが”可愛い”の代名詞だった時代なので多様性なんて存在していないんですよね。
そのうえ、ただでも一見では目立たない私に対し、年子の弟はの存在はとても大きかった!
今でこそ、彼もなんてことのないオジサンになっていますが、幼い頃は”可愛い男の子”、ある程度の年齢になると所謂”イケメン”の部類に入り、隣の学校でも名前が聞こえてくるような存在だったんですね。
当然、女子にも人気があるのですよ。
私の同級生からも「私の弟だったら良かったのに」と評判でしたし。
バイト先の配属が同じだった時なんて最悪極まりない(笑)
弟と普通に会話をしている私に対して、周囲の女子たちからの「なんでアンタが?」というやっかみが酷くて(実際に呼ばれて言われたこともあります)、仕方がないからその都度名札を見せてましたよ(苦笑)。
「えっ?古井くんのお姉さん??」
何度言われ、何度手のひら返しをされてたことか(笑)
外見では全く歯がたたない弟に対して、無意識に「私が弟より目立つためには?」を幼い頃からずっと考えていたんだと思います。
外見でダメなら他のことを!
目立つ目立たないって今なら大したことがないように思えますが、ひとつの学校に1000人以上の生徒がいる時代に育っていると、子供としては死活問題だったんですよね。(あくまでも私の感覚ですが)
外見でダメなら他のことで目立てば良い!
と思って私がやってきたことは、自分が頑張らなくてもできそうなこと。
・自分から話しかけて名前を覚えてもらうこと
・自分の意見を持ち言葉でわかりやすく伝えること
・楽器を弾くこと
(ピアノ、トランペット、ギターなど気が向くと何でもやってました)
そうやって自分の存在をコツコツと周囲に知らせることによって、居場所を作っていったことを思い出します。
コンプレックスと向き合ってきたから「今」がある
こうやって振り返ってみると、外見が弟より劣っていたことで、どうすれば良いかを考え行動し続けることができていたんですよね。
私にとってのコンプレックスとは、言わば同志のようなもの。
彼らがいなければもっとぼんやりと周囲に流されて生きていたのかもしれません。
併せて、自分の意見を相手に伝えるなんて面倒なことはしていなかったと思います。
言うことで敵を作ることもいっぱいありますし、言わなくても伝わる方が楽ですしね。
今の私の発言が「ロジカルでわかりやすい」と言われる理由には、もちろん社会に出て仕事として身につけたスキルも含まれていますが、このコンプレックスをカバーしようと努力したことに原点があります。
間違いなく、コンプレックスと向き合ってきたから「今」があるのです。
コンプレックスとは克服するものではなく、共に生きるもの
クライアントにも「こういうコンプレックスがあって克服したいんです」というご要望をいただくことがありますが、克服しようと思うことは大切だと思います。
でも、ゼロにしてしまうことってほぼできないんだと思っています。
だって、それがあなたの個性だから
コンプレックスって一方から見ると短所になりますが、反対側または複数の方向から見ると長所になることだってたくさんあるんです。
私の目立たない外見も、話しかけやすさと安心感を与えるいうコーチとしての長所に繋がりますしね。(ほら、あんまり美人だと緊張して話しかけにくいし、カッコ悪いところを見せたくないでしょ?笑)
コンプレックスって無理をして克服していくのではなく、存在を認め、それをカバーする努力(どう活かすか考えることも含めて)が必要なんだと思います。
この言葉を聞いて、やっぱりコンプレックスも含めて私自身なんだと改めて実感しています。
これから、どんな人生が待っているのかわからないけれど、もっともっと仲良くしていきたいな…これが今の正直な感想です。
さてここまでで、あなたには思い当たることがありますか?
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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!