弱った心にNHK

パニック障害の症状がMAXだったころ、
ただ存在しているだけで心身が辛く、（SSRIを飲み始めたことによる副作用も影響していると思う）
一日中布団の中で横にならざるを得ない生活を送っていたのだが、
存在しているだけで辛い為（過呼吸・気持ち悪い・めまいがする・憂鬱感）
余計に一日が長く感じた。

部屋が無音だと長さが増幅する気がしたので
何となくテレビを垂れ流しにしていたのだが、
バラエティ等ガヤガヤしている番組やニュース番組は
観ているとエネルギーを消耗するのか体調が悪化するので観れず、
行き着いたのがNHKだった。

NHKはエネルギーを消耗しない。（例外もあるが）
全体的に弱っている人間でも観られる番組が多い気がする。
何故か考えてみた。
・うるさくない
・番組制作者の存在を感じさせない
・ネガティブな内容が少ない

当時お気に入りだった番組は
・猫のしっぽカエルの手
・グレーテルのかまど
・きょうの料理
・世界ふれあい街歩き
・真夜中のパン屋さん

だった。
なぜか料理番組が多い。
気持ち悪くて食欲皆無な状態なのに。
多分、料理を完成させるという目的以外には何も無いからだと思う。
それがすごく安心するというか平和を感じるというか。
グルメリポート系は気持ち悪くて観られなかった。

とりあえず言いたいことは
弱っている人間とNHKは相性がよいという事だ。
あまりNHKNHK言うと色んな信者も居ると思うし良くないと思うのだが、
わたしは何の信者でもないので誤解無きよう。
とりあえずNHKには恩があるので、受信料はちゃんと払っている。