受け継がれるコト
お客さまで
海外を転々と移動しながら1年間、過ごされた方が日本に帰国されてからのお話
チャンスがあればそのまま海外生活を
と思っていらっしゃったので、日本での生活用品をあらかた処分されていたそうで、帰国されてから、ふたたびいろいろと買い足されたそうです
そして、ある日、家電量販店でテレビを購入した時に、受付で
「配達のご希望は、いつがよろしいでしょうか?」
と聞かれたので、
「明日の14時以降がいいかなぁ・・・」
と回答したら、
「では、明日、14時から16時の間に配達いたします」
と返事が帰ってきたので、びっくりしたのだそうです!
えぇ!!! そんな2時間のピンポイントでぇ!
・・・と
滞在した国の中には、1週間経っても届かなかったり、届いたとしても、家の前に放置されてあったり、という国もあったそうですから、改めて、日本の流通のきめ細やかさと実行力に驚かれたそうです
日本にいると“当たり前”の感覚になってしまっていますが、海外生活をすると、やはり驚くべきことなのですね
交通に影響を与えるような自然災害が起きない限り、日にちの指定が狂うことはない流通
時間指定に関して言うと、きっちり遵守のところもあれば、「近くに寄ったので」優先のところもあってマチマチではありますが
お店など、一日居るような環境であれば、時間指定よりも立ち寄ったから優先はありがたいことが多いです
でも、用事のために留守にするような環境であれば、時間指定は本当に助かるシステム
時間指定を遵守する宅配業者さんに
「時間指定って、本当、それを達成するのって、配達効率だけ考えていては難しいですよね?」
と尋ねたことがあるのですが、そのとき、業者さんは
「そうではありますが、先輩たちが苦労して築き上げたシステムですから、それを受け継いでいくのは私たちの役目です」
と、おっしゃいました
その流通企業は、本当にすばらしい社風なんだな
と思いました
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