身体の中の“要石”

“キーストーン”という言葉はご存じですか？
“キーストーン”とは、アーチの頂上部分にある建築要素のこと。日本語では“要石”と訳されたりもします。
“キーストーン”は頂上であると同時に、周囲の建材が崩れないように締める役目も持つ大切な石。このため、アーチ構造を保つ上でもとてもに大切な存在です。

これが転じて、“キーストーン”は、「理論や組織など大きな構造を中心で支えている要素」を指す比喩的な言葉として使われることがあります。つまり、「それがないと構造全体が崩壊する」という意味で使われます。

たとえば・・・
アメリカ合衆国のペンシルベニア州はかつて "Keystone State" と呼ばれていたそうですが、これは13植民地の商業および政治の中心地だったため、だそうです。このため、ペンシルベニア州のロゴとして切り込み付きのキーストーンの形を使われている名残が今でもあります。

実は私たちの身体の中にも“キーストーン”と呼ばれる部分があるのですが、それがどこかご存じですか？

ヒントとして
その部位は、私たちの身体の中で“アーチ構造をしている箇所”の中にあります。

おわかりですか？
私たちの身体の中で“アーチ構造をしている箇所”

それは、“歯並び”です

そして、「キーストーン」は、この“歯並びを支えている重要な歯”のことを指すのですが、ではその歯はどれでしょう？

正解は“犬歯”なのだそうです
ですので、犬歯を抜くというのは、歯並びにとってものすごく重要なことなのだそうです