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“ポジティヴで在り続ける”ことの意味するところ
過去、いろんな方が、さまざまな形で、
「自分の考え方が人生に影響を与え、思考が人生を創る」
という真実を伝え、それゆえに、
「どう考えるかを意識する」大切さを説いています。
ジョン・F・ディマティーニ博士は、著書
たとえば「The Gratitude Effect(邦題:世界はバランスでできている)」(岩元貴久 (翻訳))」や「The Breakthrough Experience(邦題:正負の法則 一瞬で人生の答えが見つかる)」 (本田 健 (翻訳))
の中で、私たちが生きている宇宙は「すべての二元的な知覚の完璧な融合であり、すべての両極性の調和」した状態である、としています。
ですが、講演活動の初期のころは、「ポジティヴ思考」に傾倒した講演を行っていたそうです。
しかし、講演を通じて、自分自身の体験からの経験でも、常に「ポジティヴ」ではいられない、という事実にジレンマを感じていたそうです。
ポジティヴであろうとすればするほど、自分の親しい人に対してネガティヴな行動を取ってしまったりする。
そこで、自分の感情をマイナス、プラスの三段階評価で数値化する実験を行ってみたところ、ぴったり50:50となることがわかったそうです。
そこから、ディマティーニ博士は、「すべての二元的な知覚の完璧な融合し、すべての両極性の調和」した状態こそが在るべき状態である、と結論に達し、それを講演で伝えています。
ポジティヴな状態、ネガティヴな状態がそれぞれ存在する
という認識は、本来、融合したものであるものを二元的に捉え、それぞれ、分離したものと私たちのマインドが捉えている“幻想”である、
とディマティーニ博士は言います。
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「すべての二元的な知覚の完璧な融合し、すべての両極性の調和」した状態が存在する思考パターンでは、ネガティヴな状態がネガティヴに偏った状態であるのと同様に、ポジティヴな状態もポジティヴに偏った状態になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738411003-VnlZ4iOk6y7uDvcKA3qXQaU1.jpg?width=1200)
“偏った状態”という点では、ネガティヴな状態もポジティヴな状態も差異はありません。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とはよく言ったものだと思います。
このように、「ポジティヴで在り続けようとする」ことは、ポジティヴに偏った状態で在り続けようしているしている行為なのです。