私たちの仕組み:「ハート」
加藤シャンティ徳子さんは著書「現実は脳ではなくハートでつくる」の中で、
私たちという存在と私たちの体験する現実がどのように成り立っているのか
「私たちの仕組み」と「私たちが体験する現実の仕組み」について説明しています。
加藤シャンティ徳子さんは、私たちは、存在の本質・魂、ハート、感情、マインド(思考)、身体、の5つの要素でできている、と説明されています。
私も、このモデルで考えると理解できることが多いので、加藤シャンティ徳子さんのモデルを支持しています。
ひとつ目の要素「存在の本質」についてはこちら
ふたつ目の要素「魂」についてはこちらをお読みください。
この記事では3つ目の要素「ハート」について、紹介します。
加藤シャンティ徳子さんは著書「現実は脳ではなくハートでつくる」の中で、「私たちの仕組み」として、「ハート」という要素を取り入れて、紹介しています。
加藤シャンティ徳子さんは、「ハート」を“本来の自分自身”とも紹介しています。
また、図では「存在の本質」と「魂」と「ハート」は別々のもののように表現していますが、本来は同じところに重なり合って存在する、と説明されています。
加藤シャンティ徳子さんの説明を引用しますと、
「ハート」は私たちの「魂」の目的を果たすために、この世界でこんな表現をして、こんな体験をしたいというような様々な思いや願いを生み出します。
そして、思い(感情や思考)や感覚を通じて常に私たちに働きかけ、私たちが持つ可能性を最大限に発揮して、ハートの願いを実現し、体験できるよう、常に私たちを導いてくれています。
私たちがハートの願いを実現する方向に向かっている時、そしてあらゆる形で愛を表現し、体験するような在り方をしている時には、「ハート」は大きなエネルギーのフロー(流れ)を生み出します。そして、ハートからの想いや願いについてのヴィジョンやイメージを生み出し、私たちが体験する現実を創造していきます。
ハートの思いや願いには、魂の「より深く、よりあらゆる側面から愛を知り、体験し、表現できるようになりたい」という願いが反映されているため、ハートから生まれるあらゆる思いや願いの根底には「様々な形で愛を表現したり、感じたり、受け取ったりして、あらゆる形で愛を体験したい」という思いがあります。
「ハート」はあらゆる真実を知っていて、あらゆるものとつながっていて、あらゆるものを生み出す、あらゆるものの根源にあるもので、あらゆるものとのつながりを感じさせ、真実を教えてくれます。そしてあらゆる制限や限界を超越する力を持っています。
と、説明されています。
はせくらみゆきさんが著書「宇宙を味方につけるリッチマネーの秘密」の中で、“真心”の“マ”と表現されている時、
アラン・コーエンさんが著書「癒しのマスター・キー」(赤司桂子さん訳)の中で、エゴに対して“こころ”、またエゴに対して“スピリット”という表現を使われている時は、「ハート」とつながった状態と解釈することで、理解が深まります。
「ハート」という要素があり、「ハート」を育て、「ハート」との繋がりを意識する
という説明は、私が、いろんな現象を理解することを助けてくれています。
「ハート」という要素があることで、もっとも納得していること
それは、
「私たちは“ハート”を介してのみ、魂、存在の本質(宇宙、神)とつながることができる」
ということです。
そして、
「存在の本質(宇宙、神)」と、私たちが創造活動をする「世界」とは、「ハート」というゲートの機能を持つ境界で仕切られている
ということです。
これは、細胞膜が外界との交流する孔を持ちつつも、細胞内部を外部から保護できている構造と同じ原理です。
「魂」は「ハート」という細胞膜で護られているのです。
ハートを意識しないことで、私たちは、いとも簡単に、宇宙・神との分離意識を持つことができます。
そして、分離意識を持った私たちの「世界」での行動は、魂、その根源である存在の本質(宇宙、神)には影響を与えない、という仕組みになっていることが分かります。
胎盤を介して、母体と違う血液型の身体で居られるように、私たちは、宇宙・神の意志とは全く違った意志で活動することも許されています。
それ故に、自分たちを活かしてくれている根源の存在とその意志を意識するかどうかが問われる仕組みになっている、とも言えます。
かように、加藤シャンティ徳子さんの「私たちの仕組み」の説明は、理解すればするほどに、的を射ていると感じます。