お箸の国の人だもの
中国茶の品茶会では、主催の中国出身の方がいろんなお話をしてくださいました。その中でも覚えているひとつが、レオナルドダヴィンチ作の「最後の晩餐」を引き合いに出されたトークです。
「「最後の晩餐」の絵を思い浮かべてみて」
参加されている方みなさん、しばし、頭の中に「最後の晩餐」を思い浮かべます。
「ワインを飲むもの、お皿、いろんな器が描かれている。
けど、スポーンやフォークが絵の中には無いよね。」
あぁ~、確かにそうなのです!
「その代わりに、手を拭くためのクロスがテーブルに掛けてあるよね。」
あぁ~、まさにそう!
「ルネサンスの時代でもヨーロッパではフォークとナイフを使っていない。
でも、中国や日本ではかなり昔からお箸をもう使っている。」
「だから、東洋の文化も決して西洋に劣っているんじゃないよ。」
この話以外にも、中国発の品々が中世、近世ヨーロッパで珍重された話をたくさん聞きました。
自国の文化に誇りを持つ
そのためには、歴史をしっかりと学ぶ。
歴史とは、そういう学問なのだなぁ~と思ったトークです。