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大工の妙技が地名になった場所

東京には江戸の頃に由来を発する地名が今でも残っています。
そのひとつに「水道橋」があります。
今では信じられませんが、日比谷は江戸の初期は海岸で、飲み水が汲める井戸が望めなかったそうです。なので、上流の方から飲料用の水を引く事業が必要だったとか。

その水を引く樋を手掛けたのは当時の船大工。
その仕事の見事さは、樋がぴったりと密閉されていたので、中を流れる水は樋に沿って水圧で上にも上ったそうです。
そのようにして、一旦上に押しあげ、橋として川を越えさせ、向こう岸に飲料水を渡らせる水のための橋が架けられた場所。
それが「水道橋」の由来なのだそうです。

そんな船大工の名工ぶりは、さらに驚く仕事を成し遂げているそうですが、それは次週に。

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