理不尽の“理” その1
「理不尽って言葉、あるでしょ?
そういうとき、そこには“理”があるということなんだよ」
と仰るお客さまの言葉を聴いて、想い出したエピソードが2つあります。
そのひとつは、大学の写真科の学生の課題のお話。
その写真科の学生の課題のひとつに
「自分の母親のヌード写真を撮る」
というのがあるのだそうです。
その課題を出しているのは“ドキュメント撮影”に関する授業。
その意図するところは・・・
ドキュメント写真を撮るとき、時には被写体の人からすれば、自分の姿を世にさらけ出すことを求めることになります。
そのために、ドキュメントを撮る人は、被写体となる方に
「写真に収めて世に見せる理由をきちんと説明し、納得して、協力してもらう」
というスキルがとても大切となる。
その練習として、出されている課題なのだそうです。
写真をどう撮るという技術はもちろんのこと
写真に撮ることに協力してもらうスキルもきちんと学ぶ学校なのですね。