継続によって私たちにもたらされるもの

加藤シャンティ徳子さんの著書「現実は脳ではなくハートでつくる」、そして、はせくらみゆきさんの著書「宇宙を味方につけるリッチマネーの秘密」。そのどちらでも出てきた言葉が「変容」でした。
はせくらみゆきさんの著書の中で、
　「変容」とは、内側から変わっていくことで、外側だけが変化するわけではありません。
と、説明されています。

では、「変容」が起きるとは、どのようなことなのでしょう。
それについては、ジョー・ディスペンザ博士の「自分というクセをやめる」の講演が参考になると思います。

博士曰く、
あなたの頭の中で、それについて十分な時間、考えると、あなたの脳が本当に変わり、その出来事がすでに起こったかのように見えると本当に思いますか？
神経科学はそれが確かに可能であると言っています。
あなたの個性が、個人的な現実を想像します。
それは本当に簡単なことです。

あなたの個性は、あなたが考える方法、行動する方法、感じる方法から構成されています。
だから、今ここの座っている現在のあなたは、あなた自身が人生と呼ぶ現実を創り出しました。

あなたたちは、もし自分の新しい現実を創り出したいなら、
最も基本的なレベルで思考行動や習慣記憶に基づいて引き起こされる感情を変えなければなりません。
ほとんどの人々はその個性のままで新しい現実を創ろうとしますが、それは決してうまくいきません。
私たちは別の人物にならなければなりません。
だからもし、同じ思考を続け、同じ行動を行い、同じ経験を生き、同じ感情を引き起こすならば、神経科学原則によれば、一緒に発火する神経細胞は一緒に結び付くのです。
同じ心と体の状態を何度も繰り返すと、あなたの脳は同じパターン、同じ接続で発火し始めるのです。
あなたが脳を同じ方法で動かすことを「考える」と呼びます。
「考える」とは脳の行動であり、毎日、自分が誰なのかを自分自身に思い出させると、脳は全く同じ方法で発火し、同じパターンで結びつき、それがあなたの人格となります。
これが最も一般的に発火する神経プログラムで、同じことを繰り返し反復的に行うために、単純に実行されます。
したがって考えを変え始めると、あなたの脳に新しい接続を作成させることになります。
脳を別の方法で動かし始めることです。
そしてそれを可能にする唯一の成分は、「知識」または「情報」で新しいことを学ぶたびにあなたの脳で新しい接続を作ります。
それは「学び」です。
「学ぶ」とは、新しい接続を作ることです。
「覚える」とは、これらの接続を強化するか、そのままにすることです。
あなたが考えるたびに化学物質が生み出されます。
すばらしい思考や、無限の思考、しあわせな思考があれば、あなたの脳内の特定の回路が連続して発火し、非常に特定の構造と連携を生み出し、思考のレベルを生み出します。
　（中略）
あなたの脳と体が常に連携しているので、あなたは自分が感じるように考え始め、自分が考えるように感じ始めるでしょう。

ジョー・ディスペンザ博士によれば、私たちの人生の「変容」とは「ニューロンの回路が変わる」こと、その新しいニューロンの回路と身体とを連携させること、と説明されます。

それは、パソコンで言えば、アプリケーションを追加するレベルではなく、OSを入れ替えるくらいのレベルのことが起きる、くらいのインパクトがある出来事のはずです。

「変容」が起きるために必要なこと。
それは繰り返し、繰り返し、新しいニューロンの回路を活性化し、強化し、入れ替わるまで繰り返す。
変化が起きるために継続するのではなく、継続を続けたことによって変容が起きてしまう、という感覚が正しいかもしれません。