ガチでもファンでも走りに来るべし!八丈島パブリックロードレース。
参加日:2020年1月12日(日)
出走部門:10km
天候:曇時々小雨、13℃、湿度71%、西の風1m/s
記録:36分16秒(4位)
シューズ:ズームフライSP
ウェア:八丈流人Tシャツ(上)、Adidas Terrex(下)
3時間前補給:ワッフルはちみつがけ×1、バナナ×1
スタート前補給:なし
レース中補給:なし
島民の心がこもった一大イベント
地元、八丈島のロードレースの紹介です。このレースの特徴はリピーター率が高いことです。懇親会で話を聞くと、「〇回目ですぅ~!」みたいな人がやたらと多い!!そう、懇親会の話。まずはそこから。
レース後の大懇親会
— Sakeholic Runner@2/23 いわきサンシャイン (@sakeholicrunner) January 12, 2020
懇親会目当ての参加者も多いとのことですが、その理由が分かりました!
島の料理と焼酎のオンパレード!
ミス八丈との記念撮影!
八丈太鼓の体験!
大満足でした😋
最後は「また来年も来てくれるかな?いいともー!」で締め!#八丈島パブリックロードレース pic.twitter.com/nUuCgp40KD
どどどんと、
島寿司や島焼酎をはじめとしたご馳走がふるまわれる、大懇親会。
レース当日、午後3時開始です。
話の流れで紹介しますと、
レース出走は、10時(ハーフ)。懇親会は、午後3時スタート。結構ゴールしてから時間があるんです。その間はなんと・・・
島内の温泉までの送迎バスが出る。しかも、無料温泉チケットももらえる。
だいたいレースっていうものは、朝から走って、お昼前くらいに表彰やって、終わり。一方、八丈島パブリックロードレースは、温泉入れるわ、ご馳走食べられるわ。ただのレースを超えた、島の人たちの心のこもった一大イベントなのです。
全部込みで、参加費4,500円ですからね(2020年実績)。
コースは、かなりタフ。
さて、レースの話をしましょう。
同日には毎年、いぶすき菜の花マラソンが開催されています。高低差の激しさで屈指のフルマラソンコースです。
序盤から鬼門です。10km地点までで、一気に標高100mほど上がります。獲得標高は416m(フルマラソン)。「誰がこんなコース考えたんだ!」と言われるほどの難しいコースです。
さて、八丈島パブリックロードレースです。エントリー時に、ハーフ部門、10km部門、3km部門を選択します。この記事では、ハーフ部門、10km部門のコースを紹介します。
ハーフマラソン部門
島の西側半分を海沿いに一周する感じですね。
高低差は、こんな感じです。
最初の10kmで標高100mほど上る、というのはいぶすきに似ています。が、八丈島は「下り」を織り交ぜながらの「上り」で、一層テクニカルだと言えます。そして完全に異なるのは後半14kmから2kmほどで再び一気に下りること。下った分は、そう、上るのです。17km地点あたりから3kmほどで一気に上る。獲得標高は280m(Garminウォッチでの個人計測)。いぶすき菜の花マラソンを距離を短くして、厳しさをギュっと詰めたようなコースなので、将来いぶすきへの出走を考えているランナーの補強トレーニング的な参加にも良いと思います。また、この季節は北側から強い風が吹いていることが多いのも特徴です。コース前半で10m/s以上の向かい風が吹いている可能性が比較的高いです。
なお、要注意箇所は、14km地点の急降下です。コースのほとんどはよく整備された都道ですが、ここだけは(町道だから?)アスファルトにかなりの傷みが発生しています。下り坂で勢いづいて、凹凸や砂利に気づかないまま走ると危険が伴う路面です。至急・優先的に再整地されるものと思いますが、それまでは、走る際に十分気を付けてください。この点だけが、当ロードレースに対するわたしの唯一の苦言です。
ともあれ、「アップダウンを楽しめるタフなコース」というのがこのハーフコースの特徴です。
10km部門
行って帰って来る往復コースになります。前半は海に向かって下り、後半は上ります。
獲得標高はGarminの個人測定で133mです。10kmコースとしてはなかなかです!最初の1kmも30m近く上るので「アレ!?最初っからこんなに疲れるのはオカシイぞ!」と思わないように(笑)
2020年1月12日開催のレースに出走しました。参考までに、わたしのラップタイムも載せておきます。(Garminウォッチによる個人計測です。)
後半の上昇にどう向き合うか。8km地点に向かうの急坂で4'18"/kmまで落ち込んだのが課題です。気力だけで走っていました。
また、レース展開としては以下二点が失策でした。
①最初の先頭集団(2人)のペースは過剰で、失速したときに追いつけると考えたこと(実際失速したが自分も失速した)。
②スタートからずっと自分のすぐ後ろに付いていたランナー(1人)に、途中でわざと前を譲ろうとしてしまったこと(最終的には自分とは約10秒差で3位でゴール)。
結果的に、以上3人に続く4位でゴールしました。①はゲストランナーのサイラスさんにも「ついていかなきゃダメだよ」と言われました。②は、後続ランナーから受ける切迫感が嫌で譲ろうとしたら、相手のペースも下がる。これにはやられました。譲るとか考えた時点で、気持ち的に負けていたという気がします。次は大丈夫。
つべこべ言わずに走りに来い!と言いたい(笑)
ランナーとしては本当に楽しめるアップダウンのタフコースですし、レースでオーシャンビューを堪能した後には、温泉やご馳走が待っている。ガチランナーとか、ファンランナーとかこだわりなく参加をおすすめしたいレースです!ただ、冒頭申し上げた通り、リピーター率も非常に高く、年々人気が上昇しています。一方で、島という交通機関の限られた条件にあるため、参加人数は限られています。エントリーはどうぞお早めに。
ゲストランナーで参加されたサイラス・ジュイさんにお話を伺い、記事にしました。合わせてお読みくださいませ。