子株「ユーフォルビア オベサ」の紹介 【阪神タイガース優勝記念】
出会い
あれは忘れもしない、2022年4月3日。
東京に引っ越してきて2年目の私が初めて東京ドームに野球観戦に行った日でした。
阪神タイガース開幕8連敗で迎えた読売戦。
初めて行く球場はやはり高揚感があり、それも日本を代表するドームである(パークファクターの話は置いておく)東京ドームということで、到着して入場待ちの列に並んでいるだけで胸が熱くなりました。
その上で、すでにシーズンが厳しい状況にあったタイガースですがなんとか一矢報いてくれれば言うことなしという思いでした。
少し出遅れたのと戸郷のなんとかバーガーを買うのに想定以上に時間がかかってしまったことで試合開始に間に合わなかったもののワクワクしながらスタンド入りした私の目に飛び込んできたのは、中田翔の満塁ホームランでした。
開幕から10日ほど経っても未だ0勝で予祝に縋るしかなかったタイガースにとって初回の4失点はあまりにも絶望的でした。
追いつかない程度の反撃は見せたものの結果は言うまでもなく、開始早々に大勢が決してから約3時間何を見せられてるんだ状態でした。
そんな日の帰りに近所の繁華街に寄った際に、ショッピングビルの入り口付近の小さなスペースでポップアップストアのようなものが開かれていました。
そこで出会ったのがユーフォルビア オベサくんでした。
オベサはコロンとしたフォルムが魅力的な人気種で以前から気にはなっていたのですが、大体は↓のような姿を想像します。
子株から育てるのが好きな私にとってこのミニミニオベサを育て上げることはぜひしてみたく、買い一択でした。
開幕9連敗という屈辱を味わった日に、自らを励ます気持ちと強く育てていこうという意思を持ちながら連れて帰った子なのでした。
1年半後の姿
そしてその時は思いの外早くきました。
(1年半前の状況を思えば早いだけで本来早いわけでは断じてない。)
共にアレならぬ優勝を味わった今現在のオベサくんです。
こうやって見比べると結構しっかりしてきましたが、それでもまだ直径2.5cmほどです。
店の兄ちゃんがオベサは成長が遅いので5〜10年単位の話になってくるみたいなことを言ってましたが、やはりかなりの根気が必要そうです。
まあ植物ってモリモリ大きくなってスペースを圧迫するやつらが多くていつも悩むので、このくらいの成長速度の種も長く穏やかに楽しめていいかなと思います。
ちなみに植木鉢は小鹿田焼です。
実は植木鉢にめちゃくちゃこだわってるんで、それは別途記事にしたいと思います。
おわりに
というわけで成長記録としてはまだまだで出会った日の話が中心となりました。
特定のチームを贔屓としたスポーツ観戦は体に悪いのでおすすめしませんが、植物を迎え入れた時のエピソードがあればより愛着も湧くのではというお話でした。