鳥取県産のスペシャルな和牛を
鳥取県は、緑が溢れ、空気も澄んでおり、水も美味しい。
若い子達には何もないから退屈な地方だとは思うが、農作物や肉牛の肥育をするのにはもってこいの場所だと思う。
その鳥取県の東部にある因幡地方は、昔から兵庫県との交流があった名残りで但馬牛を肥育したり、但馬牛に近い肉を目指し作る生産者もいた地域。
現在は、肥育をやめてしまった方もたくさんいるが、逆に肥育頭数を増やしている若手生産者もいる。
谷口畜産
鳥取県 東部にある河原町。
そこに谷口畜産がある。
この河原町の牛舎には、子を産ます母牛や生まれたての仔牛、肥育牛がいる。
いわゆる一貫生産。
谷口畜産も、競りで肥育用の仔牛を買われてきますが、近年仔牛の価格が過去最高を何度も記録したりする異常相場。
その点、自家産が入ると経営も安定しやすい。
現在は母牛と仔牛で約80頭ほど。
少し前に畜産クラスター事業で鳥取県青谷町に新しい牛舎を建て約200頭増頭。
現在は約400頭弱の肥育牛を保有しています。
鳥取県東部の生産者は月に2度、兵庫県の神戸市場に出荷します。
神戸市場は競りでの取引です。
下見をして、買参する側の肉屋さんが欲しい牛をボタンを押し、競り落とします。
神戸市場は、全国でも屈指の雌牛が集まってきます。
その中でも、鳥取県東部の雌牛の人気は高く、中でも谷口畜産の雌牛は一際値段がつきます。
食べて旨い肉こそ一番説得力があります。
自分達は肉屋として、食べます。自分が買った牛の答え合わせで、食べている肉屋って実はあまりないと思います。
好き嫌いや嗜好があるから10人食べて全員が旨いは無理ですが、理想としては脂がスッとキレて肉味がしっかりして和牛香も肉味の余韻も残る肉です。
谷口畜産はこの条件に当てはまる牛を高確率で出す生産者です。
だからこその値段だと思いますし、どの世界でもいいものは高いとそうなっています。
写真はどの生産者かわからないようにし、去勢のみ雌のみでの食べ比べ。
脂も全て抽出し色や凝固点も見ます。
その谷口畜産の谷口拓也氏が万葉牛の生産者代表です。
指定生産者
谷口畜産
うしぶせファーム
伊藤畜産
川北氏
菊丸ファーム
山下畜産
上記の6件の生産者の出荷する牛から選ばせていただいた和牛を「万葉牛」として認定しています。
下記は認定の定義です。
万葉牛の認定基準
●品種
鳥取県産の黒毛和種。
●格付
肉質等級4以上。
●その他の基準
因幡和牛専用出荷履歴のある肉牛。万葉牛生産流通組合の組合員であり、いなば農協出荷された肉牛。万葉牛指定生産者が出荷する枝肉の中から、万葉牛生産流通組合が認定した肉牛。
弊社代表も言うように、産地和牛ブランドから個人ブランドへ必ず変わっていくと確信しています。
万葉牛生産流通組合について
2019年4月から肉卸、指定生産者、指定飲食店で万葉牛生産流通組合を立ち上げました。
どの生産者の万葉牛がどこのお店に納品されたかを記録したり、毎回指定飲食店には万葉牛の証明書を発行します。
指定飲食店には年会費 12,000円御負担してもらい、万葉牛指定店の盾を貸し出しし、毎回証明書発行、年に1度の生産者も出席する総会への招待をさせていただいています。
https://manyougyu.amebaownd.com/
万葉牛を鳥取県の肉牛の成功事例にできるようにこれからも三者で意見を出し合いながら独自のやり方でたくさんの人が喜ぶ和牛を世に送り出していきます。
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