#12 英検1級essay writing_わかりやすく書く工夫

こんにちは、なおきまです。

今回は私が書いた英検1級のエッセイを載せました。これは2022年6月の試験問題で、genetic engineeringがテーマです。

また、この作文を書くにあたって私は、

・接続詞をあまり使わない論理構成
・シンプルな語句の使用
・読んくださった方々のテーマ知識の向上、整理になるような説明

という工夫を施しております。genetic engineeringの分野が苦手な方にとっては知識の再確認になる文章になっていると思います。そういうこともあり「試験会場で書くなら」ということについても少し後述しました。併せてお読みいただければと思います。

簡単に内容チェックはしていますが、25分で書いたものを載せていますので、その辺は加味してみていただけるとありがたいです。

Agree or disagree?
Genetic engineering will have a positive influence on society in the future.

I agree with the statement that genetic engineering will have a positive influence on society in the future.

The most promising area for genetic engineering is vaccine development. Some of the recent coronavirus vaccines capitalize on what is called a vector and messenger RNA, or mRNA. mRNA is used by human cells to produce a specific antigen to spur immune response, leading to long-lasting immunity. This technology will make vaccine production much easier by using the same vector and mRNA of different pathogens. In the future, we could see a world where bacteria and viruses are less of a threat.

Another area will be global food insecurity. Climate change has been causing heat waves, frequent flooding, rising sea levels, drought, and other unpredictable weather events that worsen food shortage on a global scale. Genetic engineering can make crops more heat-, salt-, and drought-resistant. This means that genetic engineering will enable more harvests from conventional farmlands and even cultivation of hitherto-uncultivated land, which could save huge numbers of people from starvation.

In addition, genetic engineering can address major causes of climate change. Plants can be genetically modified to absorb more carbon dioxide, SOx, NOx, and other toxic substances. These plants will help remove atmospheric greenhouse gases that exacerbate global warming and reduce acid rain that has devastated global forests. Moreover, the substances absorbed by the plants can be extracted and reused, which could lead to a greener and more sustainable society.

Because of the three reasons I discussed above, I believe that genetic engineering will provide us with a brighter future.

語数:260 words
解答時間:25分

以下に解答に際して意識したことを書きます。

○お題の解釈
in the futureとあるので各BODYのパラグラフに、genetic engineeringによってどういう未来が想像できるのかという観点を加えたいところです。

○エッセイの構成
genetic engineeringが使えるフィールドとしてワクチン、食糧危機、気候変動。チョイスは割とベタなものかと思います。厳密にはパンデミック・食糧問題・気候変動は相互に関係していますがそれぞれの領域ならではの話にフォーカス。

なお、英検1級エッセイの問題文には"Structure: introduction, main body, and conclusion"とあるので、試験会場で書く場合はintroductionをもう少し書いたほうがよいと思います。

○エッセイに施した工夫
becauseなどの接続詞で因果関係を作らず、原則的に主語/動詞/目的語の組み合わせで論理が流れるようにしています。

個人的には1文中の語数だけではなく、接続詞などを用いた論理の行ったり来たりが文を複雑にし、文を長く感じさせ、理解を妨げる原因になると思っています。

前から後ろへ、一直線に流れ続ける論理構成が書けるように意識して練習しています。

読んでくださる方の知識の整理や思い出しになればと思い、BODY2の"heat waves, frequent flooding, rising sea levels, drought, and other unpredictable weather events"や、BODY3の"carbon dioxide, SOx, NOx, and other toxic substances"などの具体例については意図的に多めに書いています。試験会場ではもっと減らしてよいと思います。

語彙の選択については易しい語句を中心に用いました。一方でvector, mRNAなどその分野で相応しい用語も使用します。難しい語彙はいくらでも使うことができますが、間違える原因になります。また、不必要なタイミングで使われるbig wordほど文章を不自然にするものはないと思っています。

シンプルな語句、文、構成の中でテーマに適した用語が適切に使用されれば、自然とそれなりの文章になると思い練習しています。

いかに無駄な語句を減らし、内容をしっかり書くかがエッセイライティングの目指すところと思います。あまりこういうことを書きすぎると私のnote記事と文章力に特大ブーメランが返ってきそうなのでこの辺でやめときます・・・

なお試験会場では、複雑な文を書けることをアピールするために、仮定法や分詞構文などを使って構文力をアピールするのもありだと思います。

語数は少し超過です。上記のBODY2, BODY3の具体例だけでなく、短くできる余地はいくつもあるので調整はあまり難しくないと思います。

以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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