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熱海温泉【静岡県熱海市】

概要

静岡県の最東端、伊豆半島の北東の付け根に位置する熱海温泉。
日本三大温泉の一つに数えられており(他は「南紀白浜温泉(和歌山県)」「別府温泉(大分県)」)、多くの観光客も訪れる観光スポットです。特に、熱海駅から相模湾の沿岸エリアは多くのホテルが立ち並んでいます。

熱海駅

「熱海」の名の由来

海中より温泉が凄まじく沸きあがり、海水がことごとく熱湯となったため、「あつうみが崎」と呼ばれ、それが転じて「熱海」となったそうです。

熱海七湯

温泉街には、かつて7つの源泉が存在していましたが、明治以降の源泉開発の影響により、かつての自然湧出の姿は失われました。

  1. 大湯(「大湯間欠泉」ともいい、かつては世界の三大間欠泉の一つに数えられるほど噴出の激しい間欠泉だったそうですが、関東大震災以降、衰え、昭和37(1962)年以降は、人工的に噴出する間欠泉として整備されました)

  2. 野中の湯

  3. 小沢の湯

  4. 風呂の湯

  5. 目の湯

  6. 清左衛門の湯

  7. 河原湯

七湯のうち、「大湯」は昭和37(1962)年に人工的に噴出する間欠泉として再整備され、他の六湯は、平成9(1997)年に市制施行60周年事業の一環として、市営温泉を人工的に噴出・湧出させる形で復元されました。

大湯間欠泉
目の湯

湯前神社(ゆぜんじんじゃ)

大湯間欠泉のそばにあり、温泉の神である少彦名神(すくなびこなのかみ)をお祀りしています。
奈良時代の僧である万巻上人が、海中に温泉が湧いたせいで、その熱湯で多くの魚介類が死に、漁師も不漁が続くのを哀れみ、海浜に祈祷の壇を築いて100日間の勤行に励むと、満願の日に内陸部へと湯脈が移ったのが始まりとされています。

湯前神社の社号標と鳥居
境内にある源実朝の歌碑

まとめ

東京からほど近いこともあり、行楽シーズンはものすごい混雑となりますが、温泉は気持ちいし、相模湾の眺めなど素晴らしいところが満載ですので、ぜひ一度はお越しになってはいかがでしょうか。

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