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婦人画報の連載について

この春から、婦人画報の「ステージ Stage」のページに連載をさせていただいている。3か月に一度自分の番が回ってくるスタイルで、伊達なつめさん(演劇)、九龍ジョーさん(伝統芸能)と私(音楽)の3人で持ち回りとなっている。
ちなみに見開きの隣ページ「本 Book」は、町田康さん、間室道子さん、豊崎由美さんの3人が、月替わりで担当されている。

紙の雑誌がいいなと思うのはこういうときである。
一人の書き手だけではなく、隣同士の関係のなかで、偶然目に入る記事によって、興味の範囲が広がっていく。

Webだって隣接する記事どうしは、なかなかダイナミックに連関しているのだが、紙の雑誌のページの方が、やはり不思議な安心感がある。
そこにはプロの編集者の目が光っており、安心してその雑誌(婦人画報)の世界観に身をゆだねながら読むことができるからだろう。

「婦人画報」に書くときは、12年続けてきた「サライ」の連載と同様、その読者のことをなるべく想像するようにしている。編集部の指定どおり、できるだけ大人向けの穏やかな調子で書くのは楽しい。

9月号(8月1日発売)では、「なぜウィーン・フィルは特別なのか?」というテーマで書いているので、もしよかったら美容室などで読んでみてください。









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