僕はやっぱり村をつくりたい。
子供の頃、よく絵本を読んでいた。
読まされていた。の方が近い気がする。
母親の教育方針なのか、趣味なのか、
お家の本棚には100冊以上の絵本や童話、物語があって、
絵本の読み合わせ会みたいなものにも毎週参加してた記憶がある。
それのせいなのか、
子供の頃から叶いもなさそうなことをよく妄想してたりする。
高校生になると、とっても仲良しのお友達ができた。
この人たちとずっと一緒にいれたら、本当に幸せだと思ってた。
でも、社会に出ると、当たり前だがずっと一緒にはいられない。
みんなバラバラの場所で、色んなお仕事をしてて、ぼちぼち結婚もしてきて、家庭を持つ人も出てくる。
色んな「現実的なコト」を考える必要はあるのだが、
僕は、やっぱり村をつくりたい。
大好きで仲良し子たちと、いつか村をつくりたい。
できれば、子供の頃に読んでたような、絵本に出てきそうな村だと嬉しい。
見た目がかわいくて、それぞれの関係性があって、物語がある。
そんな村をつくりたい。
村には、「ゲストハウス」と「銭湯・サウナ」がある。
「植物園」や「お花屋さん」もつくりたい。あと、「喫茶店」も。
ゲストハウスは、古民家を改装した2階建て。縁側があって、縁側の外に植物園がある。
植物園で育つお花を摘んで、お花屋さんで販売する感じ。
植物園の園長は、植物博士のタケトくん。
あと、野菜菜園もする。有機野菜を育てて、その野菜を使ったカレーを喫茶店の看板メニューにするつもり。
ちなみにカレーは友達が「スパイスカレーたんしお」っていうお店をやってるから、そこからレシピを卸してもらう。
これを村というのかは分からないけど
そんな循環した世界を、大好きな人達と営みたい。
ここまで言っておいて変だけど、
正直村の中に存在している「モノ」は何でもいい。
「ゲストハウス」「植物園」「お花屋さん」とかがあれば、
みんなと一緒にいれる口実と、一緒に何かをやっていく楽しさや大変さを共に味わえるからってだけ。
物質としての「村」をつくりたいというよりかは、
自分たちが、関係性の中で自然に豊かで在れる場所( = 村)だったら何でもいい。
そこに居る人、来る人、生きるいろいろな存在のために営みがあって、
文化があって、経済によって持続的な形を維持できれば、
それはとても豊かなコトだと僕は思っている。
それらの関係性が豊かだったら、後は自由で何でもOK。
ずっと一緒にいなくてもいいし、離れたくなったときは別に離れればいい。
そんな僕らの「在り処」が世界の中に一つあるといいなぁと。
村が実際にできるのは、
少なくとも10年以上先にはなりそうなのだが、
ゆっくりと、でも着実に、構想と実態を固めていきたい。
形にしていきたい。
あとね、もしね、もしもね。
色々あって、村がつくれないとなったときがあるとするなら、
その時は、絵本でこの村を描こうと思ってます。
「かんかん村の物語」
色々と現実になるといいな。
おしまい。
<追記>
本日、27歳になりました。
23歳のとき、同じようなことを変わらず思ってて、noteを書いたのですが、
今のところ自分の中で大切なモノは変わっていないようです。
少し安心しました。
ただ、昔は「夢」という表現をしてたのですが、
最近は、夢とかビジョン、みたいな言葉が少し苦手になりました。
それは、どこかやりたいことがないと、生きづらい(誇りにくい)世界になっているような気がしているからです。
夢はあったら素敵だし、別になくても全然素敵だし、
それぞれが自分の人生を自分が良いと感じる生き方をしているのであれば、何でも良いじゃんって思っているからです。
もっと世界が寛容であるといいな。
って思っているからかもしれません。
2度目のおしまい。