PTSDとデリヘルの話
PTSDに悩まされるのは誰のせい?
自分の婚約者はAV関係者にレイプされた挙句
歌舞伎町のビルから飛び降りた
もう遥か昔のことだけど
あの時のことは鮮明に覚えている
正確にいえば、年を追うごとに鮮明になっている
今から7年ほど前、好きな人が出来た
不起訴となった性犯罪者を怨み続けていた自分
そんな自分の心を解放してくれた人
片想いだし成就することはない恋だけど
それでも、誰かを好きになれたことだけで
人間として生きている実感があった
自分の過去を洗いざらい話し
彼女はひとつだけ約束してくれた
「AVになんか絶対出ない!」
4年後、そんな彼女はAV嬢となった…
自分の気持ちも過去も知ってる彼女が
未だのうのうと暮らす犯人が所属する会社で
AVを撮影している…
一気に過去が頭をよぎった
飛び降りたい衝動に駆られながら病院へ向かう
診断は強度のPTSD…
不安と恐怖と嫌悪感が頭の中を占領してくる
この世の地獄とはまさにこのこと
強度の躁鬱とPTSDという爆弾を抱えながら
2年以上も戦っている
そして売れないけど知名度だけはあるという
ある意味、今は最底辺のAV嬢となった彼女…
自分に嫌がらせしている「元仲間」がこう言った
「90分16万のデリヘルにいるから行ってきた」
「たった16万円でお前が人生賭けたモノを
手に入れられるんだから、泣きながら行けやwww」
もしかしたら自分は誰かに怨まれているのかも…
理由も思い当たる節も全くないけれど
あまりに残酷で「自分がどうしたら苦しむか」
それを熟知している人がいるのかも知れない…
こんなに全てが最悪の方向に動くのは
仕組まれているんじゃないかと思っている
泣こうが喚こうが明日は来る
生きてさえいれば、の話だけどね…