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【パソコン】自分に合ったCPUとRAM(メモリ)の選び方二つ

「パソコンの選ぶ基準って難しい」
「パソコン選びが上手になる知識を教えて欲しい」

このNoteを読むと、パソコンのCPUとRAM(DDR4メモリ)の選び方が理解できます。詳しく解説するので文章量は長くなります...。

僕は5年ほど自作パソコンを作っていたので、知識はあります。

恥ずかしながら、ノートパソコンを買って失敗した経験があるのでタメになるかなと思います。

この記事で語ること
Intel CPUについて解説
Ryzen CPUについて解説
Intel CPUの型番の見分け方
Ryzen CPUの型番の見分け方
メモリの選び方(DDR4メモリのことです)

■CPU編

Intel CPUとは?

ここでは、IntelとCoreブランドについて解説します。型番の見分け方は、下記で語っていきます。まずアメリカの半導体会社のひとつがIntelです。

ライバルには、AMDという会社があります。IntelのCoreはブランド名で、会社名ではありません。Coreブランドは、「Core i7 10700K」のように頭文字がCoreで始まっています。他にもXeonというサーバー向けに展開しているブランドもあります。

ブランド名がついていると分かりやすくなるためです。
IntelのCoreは家庭向けのCPU(チップ)を開発・販売しています。

基本的にインテル製品はノートパソコンやデスクトップPCに使われることが
多いですね。Xeonというサーバー向けのモデルもありますよ。

ということで、まとめます。
✅Intelはアメリカの半導体会社である
Coreはインテルのブランド名のこと
Coreブランドは、家庭向けのCPUを開発・販売している

Intel CPUの型番の見分け方

数字とアルファベットを見ることで見分けることが可能です。まずはデスクトップ向けのCPUの見分け方を解説します。

例えばCore i5 10400という製品があります。Coreは知っている通り、ブランド名です。i5というのは、Coreの性能の高さのこと。

Core i9 > i7 > i5 > i3 > Pentium > Celeronという順番になっています。基本、数字が高いほど性能も上がっていく傾向にあります。Core i5までは分かるようになりました。

次は10400という数字です。上二桁の数字は、世代を示しています。この場合は、10世代ということになります。その後の400はCPUの型番。この数字が高いほど高性能な傾向にあります。

CPUの最後についてるアルファベットについて説明する必要があります。
K(オーバークロック可能、CPUの処理速度を上げることができる)
F(内蔵GPUなし、映像出力のための頭脳がないモデル)
U(省電力、消費電力が低いモデル)
Y(超省電力、なんかエコすぎるモデル)
H(GPU強化版、ゲーミングPCに使われる)

Core i7 10700Kだとすると、Kが付くのでオーバークロックが可能なモデル。

ちなみに、ノートパソコン向けのCPUとデスクトップ向けのCPUは性能が違うので注意です。

省エネ設計=ノートパソコン向けのCPU
性能重視の設計=デスクトップ向けCPU

そもそもノートパソコンとデスクトップでは消費電力が違います。CPUでは計算する際に膨大な電力を必要としています。しかしノートパソコンはバッテリー駆動のため、消費電力が限られているのです。

ノートパソコン向けの見分け方

最新のプロセッサーが2020年の9月3日に発表されました。コードネームはTiger Lake。

製品はこんな感じです。

性能重視
Core i7-1185G7、Core i7-1165G7、Core i5-1135G7、Core i3-1125G4、Core i3-1115G4
省エネ重視
Core i7-1160G7、Core i5-1130G7、Core i3-1120G4、Core i3-1110G4

Core i7-1185G7を分解してみます。

Core=Intelのブランド名i7は性能グレードです。11が世代を表していて11世代ということになっています。85が細かい性能(型番)。G7はグラフィック性能グレード(映像処理のための頭脳)。

グラフィック性能はG7 > G4 > G1という性能順ですね。年々ややこしい製品が出てきていますが、分からなかったら調べる習慣が大切です。

Ryzen CPUとは?

RyzenはAMD社の製品です。AMD社は、インテルのライバル企業でアメリカ
・カルフォルニア州に本社を置いています。

Ryzenは、AMDが2017年に発表した新しいCPUブランドです。

2017年までは、AMDはIntelに性能で負けていました。しかしRyzenが出たことでIntelに性能で追いつきます。

Ryzen CPUの型番の見分け方

基本的にはインテルとほとんど変わりません。Ryzenにも性能グレードは存在しています。Ryzen9 > Ryzen7 > Ryzen5 > Ryzen3という性能順になっています。数値が高いほど高性能という感じです。

ちなみに、Ryzenにもサーバー向けのCPUがあってThreadripperと呼ばれています。

Ryzenの見分け方を説明していきますね。

まず注意してほしいのが、世代の見分け方が異なります。
Ryzen 1000番台は第1世代
Ryzen 2000番台は第2世代
Ryzen 3000&4000番台が3世代(モバイル向け)
Ryzen 5000番台は、4世代(最新モデル)

Ryzen 3000番台と4000番台は3世代という認識で大丈夫です。
というのも、パソコンのCPUはノート向けとデスクトップPC向けの二種類が
発売されることがあるからです。

「Ryzen 5 5600X」であれば、Ryzenはブランド名、Ryzen 5は性能のグレードとなっています。5600Xの上一桁の数字が世代を示しています。

ややこしいですが、この場合は4世代ということになります。「600」がCPUの型番になります。数値が高いほど性能が高いです。そして、「X」は処理速度向上ができるモデルということになります。

語尾のアルファベット一覧
アルファベットなし(無印)
X(オーバークロックが可能←CPUの速度を上げることが可能)
G(内蔵GPUあり←ライゼンで唯一映像出力の頭脳があるモデル)
T(省エネ)
XT(CPUの処理速度をあげたモデル)
S(省エネで内蔵GPUあり)
U(ノートパソコン向けCPU)
H(高性能を重視したノートパソコン向けCPU)

正直語尾のアルファベットの組み合わせは、多いため覚えるのが大変です。

ノートパソコン向けの「Ryzen 7 4700U」を分解するとこうなります。
Ryzenはブランド名。7はシリーズ(性能グレード)になっていて、4700は型番と世代です(世代→3世代・細かい性能→700)。

「U」なのでノートパソコン向けCPUですが、軽いゲーム・動画編集も可能です。Ryzenはインテルに比べてグラフィック性能が高いのです。

もし語尾にHが付いていれば、高性能なゲーム向けのCPUです。型番は複雑なので、一回だとややこしいですね。

RyzenのCPUでゲームを始める方には場合はこの記事がおすすめ


■メモリ編(DDR4)

さっきよりは簡単です。まずメモリはハードディスクやSSDとは違います。
CPUからの命令を一時的に保存する場所です。

DDR4から始まるのが、メモリです。DDR4の後には、四桁の数字とMHzという単位・メモリの容量がつきます。

例えばこんな感じ「DDR4 2666MHz 8GB」

ですが、お店だとメモリ〇〇GBと表記されることが多いですね。
おそらくですが、DDR4と言っても専門知識がない方に伝わらないからだと思います。

なので、メモリ8GBやメモリ16GBという表記が多いのです。メモリも容量が多ければパソコンのマルチタスクの処理が高速になります。

メモリのGB数によって向いている作業はこちら
→メモリ8GB=書類作業やユーチューブ動画視聴など
→メモリ16GB=ゲーム・動画編集・3DCGなど

という感じです。ただパソコンの性能はメモリだけでは決まりません。CPU(頭脳)やグラフィックス(映像処理の頭脳)も大切です。

基本的にメモリ8GB以上を選べばマルチタスクで快適です。

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