牛乳について学ぶ~チーズ作りに挑戦
生まれてから中学生ぐらいまでは、牛乳が好きだった。
給食では欠かさず出ていたし、家でも飲んでいた。
男の子はみんなそうかもしれないけど、思春期くらいから、牛乳を飲まなくなった。
そして大人になって牛乳を飲むと、おなかがゴロゴロするようになる。
なんでだろう???オッサン化してくると、牛乳が身体に合わなくなるのかな???
そしてアラカンになってしまい、胃の調子が落ちてきて、再び牛乳を飲むようになった。
というのも、アルコールに弱くなったのか、お酒を飲むと胃に不快感が出るようになったのだ。
そこから胃薬に頼るようになっのだが、薬を継続して飲むことに抵抗があるのだ。
そこで、お酒を飲む30分程度前に、コップ一杯の牛乳を飲むようしてみたら、驚くほど症状がなくなったのだ。
高校を卒業して数年してから、小金井に住んでいる友人の家に飲みにいったときに、友達のお母さんに言われた言葉を思い出した。
「お酒を飲む前は牛乳を飲むか、チーズを食べなさい、胃に粘膜を作ると胃に負担がかからないから」と聞いたような気がした。
そして40年近くぶりに、今、それを実践している。
牛乳を飲むようになってから、コーンポタージュスープを作ったり、料理にも牛乳を使うようになってきている。
そして今回、ヨーグルトと牛乳でクリームチーズを作ってみた。
なぜか炊飯器を鍋として使っている(笑)
牛乳400cc(無調整牛乳)をゆるりと温め、ヨーグルト400gを攪拌してから加えて、ゆっくりと優しく混ぜていく。決して沸騰させないように火加減は注意だ。
なんか理科の実験みたいだが、しばらくすると水分と固形物に分離してくる。
あれ???豆腐作った時もこんな感じじゃなかったっけ???
ほぼ完全に分離したら、固形物(チーズ)とホエイ(乳清)に完全に分ける為にぺーぺーとザルで漉していく。
30分ほど様子を見て、まだまだ時間ががかかりそうだと思ってジムに行った。
30分走って、軽く筋トレして、サウナとお風呂に入って、1時間40分後に自宅に戻ると、ほぼ完全に水切れしていた。
ただペーパーを丸めて絞ってみると、まだまだホエイが絞り出てくる。
けっこう絞ったけど、完全に脱水するとペーパーが破けそうなので、寸止めしておいた。
お湯で溶いたピンク岩塩を冷水で薄めて、できあがったチーズを30分ほど漬けて塩味を加えた。
できたチーズを裏ごしして、シリコンヘラで練る。
これを繰り返すとチーズが固形からクリームのように滑らかになっていく。
写真は撮るの忘れたが、ホエイを味見したら、けっこう酸味があったのだが、ホエイはプロテインの宝庫なので、水で3倍位に伸ばしてから、炒めたベーコンと玉ねぎを加え、コンソメを入れてスープにした。
これが、結構旨かった。
酸味が苦手な方にはオススメしないけど、タイ料理のスープとか酸辣湯とか好きな人はきっと好きだ。
次回はパクチーとか入れてタイ風にしてみようかと思う。
チーズは桃屋の「ごはんですよ」と混ぜて捏ねて、クラッカーに乗せて、白ワインのアテにした。
思いつきで作った、ごはんですよチーズディップも予想外に旨かった。
手間と時間がかかるので、時間に余裕があるときしかできないけど、牛乳とヨーグルトだけで、アテとスープの2品できるのはありがたい。
アラカンにして牛乳の「面白さ」に気づく。
理科の実験と料理のハイブリッドみたいな挑戦だったが、なかなか楽しかった。