美容室で売っているもの
一月も半ばを過ぎ、今年もスタートから大変な状況が続く中、あっという間に過ぎていきますね。
ホント油断していると時間だけは誰にも平等で等しく過ぎていく。気を引き締めます。
最近は来年40歳になることもあって年齢のことをよく考えるようになったのですが、来年で美容歴20年位入るという節目の年。
なぜか自分な中で10年単位で環境を変えていることが多く、振り返ると東京出たり、茨城帰ってきたりとなぜか10年単位。何か因果があるのでしょうか。ただ10年すると変えたくなるのはあるのでと思います。
世の中では大変な状況が続いていて行動が制限される中、足繁く店まで通ってくださるお客様には感謝しかありません。ありがとうございます。
さて表題の話。
最近、ぼやっとそのことについて思うことがあるのですが、髪を切るということが美容師に求められている仕事なのかと。
数多くある美容室があってぱっと見のサービスなどはあまり変わらず、もちろんヘアデザインなどで違いは分かるのですが、一般目線で見ると差異が分からず、選びにくい印象があります。
髪を切るだけで言ったらどこのお店も変わらず、長さをただただ切るのであればどこでも良いと思います。そんな中でそのお店を選び行く理由を付けるならば、一番分かりやすいのは人で選ぶのが分かりやすいかと思います。
ただそれもその人自身が発信をしっかりしているとか、メディアに取り上げられたりとかその他もろもろアウトプットの量で決まっていきますね。知ってもらうための行動があるかないかで変わるのでそこも知られない事多いです。
技術がうまい、下手の話は美容師はよくするのですが、今の時代は勉強しようと思えばいくらでもネットで勉強できます。なので技術的な差を感じるには一度切ってもらったり、来店しないとちょっと分かりにくいですね。
自分の中ではカットに時間と労力をかけて勉強してきましたが、そこと同じくらいパーマと髪をきれいにすることも勉強しています。
そこでお客様に対して喜んでいただくにはといろいろ考えるのですが、ヘアスタイルを通して何を提案しているかがとても大切なことだなと最近しみじみ思うのです。
髪を変えて気分上げたり、スタイリングが楽になったり、周りに褒められて嬉しかったり。。。
この体験がどんどん増えていけば毎日楽しいよなって思えるようになると生活が変わるよな。と思うとあれっ。もしかして自分が売っているものって髪を切ることではなくて日常を売っているんだって気付いたんですね。
髪を切る。生活が変わる。日常が変わる。そうするとその人自体の日常が変わりより良いものになっていく。
自分の仕事の理想像ですね。
日常に彩りを
ここでまた新しい自分の中での美容師としてのテーマが出来上がりました。
こうして文字に起こすことで頭の整理にもなるのでまめに書いていきたい所存です。
度は今日も良い1日を!
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