個人的なデザインの話
役に立つものから意味のあるものに価値が変化してきている時代で、さらにインターネットの力で誰でもすぐに同じようなものが作れる時代になっています。
その中で自分自身、どうヘアデザインを作っていくか考えることが多いのですが、どうしても機能を求められてそれをそのまま作ることに抵抗があり、日々悶々としていたわけですが、それをなんとか言語化することによって、自分の中ではっきりとしてきました。
デザインの中で二つ定義があって一つは
機能的デザイン
これは役に立つデザインでそのまま機能的にデザインするものです。
もう一つは
情緒的デザイン
こちらもそのまま情緒に訴えるデザインです。
この二つの機能のバランスを整えながらデザインすることがとても大事だと思っていて、機能的デザインは役に立つになり、情緒的デザインは意味があるになると考えています。
インターネットにより膨大なデータが収集しやすくなり、そのデータによって正しいものが作りやすくなった一方でそうして作られたものはコモディティ化していて大量に作りやすく安く提供できるようになっています。
そこはインターネットや機械の力で作れるものが多いので自分のように手仕事で作る仕事では太刀打ち出来ません。
手仕事で作る良さは、作ったものに人間性を持たせることができるのが強みなのでそれができるのが情緒的デザインです。
最近、アート作品を観るのにハマっているのですが、そこも作り手の人間性や感情を観ることができそこに惹かれています。
毎日、髪を切る中でその人の生活の中で、機能(役に立つ)に重点を置くのか情緒(意味がある)に重点を置くのか、そのバランスを考え作ることによって価値が生まれてくるのかなと思っています。
個人的デザインの話でした。
でもこのVUCAに時代でものつくりで生きていくには意味があるものを作っていかないと生き残れないなと感じているので日々研鑽するのみです。
そんなこんなで久々の更新。ずっと発信について悩んでいましたが、お客様との会話でもっと発信しないとダメだなと思い少しづつやっていきます。
では今日も良い1日を!
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