増え続ける英単語 英単語の学習は、多くの人を悩ませる。世界最大の辞書であるOEDは、年間に4回の更新を行い、語彙をアップデートし続けている。(参考までに、2022年7月に追加された語句には、ankle-biterや、東アフリカで用いられているbitingといった語句である。)つまり、英単語の学習は終わりなき旅なのである。 したがって、誰もが、英単語の学習を効率的に行いたいと思うだろう。英単語の学習には様々なストラテジーがある(cf. 中田,2019)。このうちの一つに、
英語史(英語の歴史)という学問分野がある。近年は、高校の英語科教科書でも話題として取り上げられることがある。例えば、Landmark English Communication I では、 "gr8" or great? のユニットが、My Way English Communication IIIでは、A Variety of "Englishes" のユニットが設けられている。 英語史の知見から、現代英語に見られる不規則性を歴史的に説明することができる。関心を持った方
初めまして。高等教育機関(大学・高専)で英語の教員、英語学の教員をしています。 自己紹介〈研究の関心〉 ・英語学,英語史の研究をしています。 ・英語教員として、英語教育にも関心があります。 〈仕 事〉 ・英語史の講義を担当 ・さまざまな学部で英語の授業を担当 ・こんな記事を書いています:「英語史新聞」(英語の歴史について、おすすめの洋書文献を紹介しています。) ・オンラインラジオに出ています:「英語史の入門書」「国際英語」 noteをはじめたワケ・学生を中心に、英語学