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家具の樹種 -9選-

見た目や使い心地を選んで使っている家具。意外と傷がつきやすかったり、水分に弱かったりした経験ありませんか?
使われている木の種類によって木目や手触りはもちろん、硬さや耐久性もさまざまです。

この記事では種類ごとの木の画像とともに、家具に多く使われている木の特徴と、メリットデメリットも併せて解説していきます。

1. オーク(ナラ)

メリット: 堅くて耐久性があり、重厚感がある。湿気に強く、長持ちしやすい。木目が美しく、人気が高い。
デメリット: 加工が難しく、価格が高め。重いので取り扱いが大変。

木目・見た目: 木目がはっきりしており、直線的で力強い。色は淡いベージュから黄色味がかった色調。
手触り: しっかりとした固い感触があるが、表面は滑らかに仕上げられる。

オーク


2. ウォールナット

メリット: 深みのある色合いと美しい木目が特徴で、経年変化でさらに魅力が増す。耐久性もあり、家具に適している。
デメリット: 高価であり、日光や傷によって色褪せることがある。

木目・見た目: ダークブラウンから紫がかった黒色まで、木目は緩やかで滑らかな曲線が多い。
手触り: 滑らかで柔らかい感触、手に馴染む温かみがある。

ウォールナット

3. メープル(カエデ)

メリット: 非常に硬く、耐久性がある。明るい色合いで、軽やかでモダンな印象を与える。
デメリット: 加工が難しく、傷がつきやすい。

木目・見た目: 細かくて緻密な木目で、滑らか。色は明るいクリーム色から淡い黄色。
手触り: 非常に滑らかで、柔らかい感触。

メープル

4. チェリー

メリット: 時間が経つほどに美しい深い赤みを帯びてくる。加工がしやすく、滑らかな仕上がりになる。
デメリット: 比較的柔らかいため、傷がつきやすい。価格が高め。

木目・見た目: 赤みがかったブラウンから深い赤褐色まで。木目は優雅で、穏やかな曲線が多い。
手触り: 滑らかで、しっとりとした感触がある。

チェリー


5. パイン(松)


メリット: 軽くて加工が容易、比較的安価。自然な温かみがあり、ナチュラルなインテリアに合う。
デメリット: 柔らかいため、傷や凹みができやすい。樹脂が出やすい場合がある。

木目・見た目: 明るい黄色から淡い赤みがかった色調。木目は大胆で明確に見える。
手触り: 柔らかく、温かみがあり、滑らかではあるが少し粗さを感じる場合も。

パイン

6. ブナ

メリット: 均質な木目で、加工がしやすい。耐久性も高く、重さも適度で、家具に広く利用されている。
デメリット: 水や湿気に弱く、変形しやすい。表面が簡単に傷つくことがある。

木目・見た目: 細かい木目で、色は淡いピンク色やクリーム色。シンプルで控えめな外観。
手触り: 滑らかで柔らかく、均質な感触。

ブナ

7. マホガニー

メリット: 高級感があり、耐久性が高い。加工しやすく、彫刻や細工が美しく仕上がる。虫害にも強い。
デメリット: 非常に高価。日光に弱く、色が褪せやすい。

木目・見た目: 暗い赤褐色で、木目は幅広い曲線を描く。独特の高級感がある。
手触り: 滑らかで、やや硬さを感じるが、触り心地は良い。

マホガニー

8. ヒノキ

メリット: 香りがよく、防虫効果があり、耐久性に優れる。湿気に強く、カビにくい。軽量で扱いやすい。
デメリット: 柔らかく、傷つきやすい。

木目・見た目: 明るいクリーム色で、繊細で美しい木目。淡い色調が和風な雰囲気を引き立てる。
手触り: 非常に滑らかで、温かみがあり、香りが手に移ることも。

ヒノキ

9. チーク

メリット: 非常に耐久性が高く、湿気や虫害、腐敗に強い。屋外家具や高級家具に適しており、経年変化でさらに美しい色合いが増す。耐水性も高く、船舶の甲板にも使用されるほどの丈夫さを持つ。
デメリット: 非常に高価で、重く加工が難しい。オイル分が多いため、特定の接着剤や塗装がしにくい場合がある。

木目・見た目: 黄金色から濃いブラウンまで、深みのある豊かな色合いを持つ。木目は穏やかで、独特の美しい光沢があり、木自体に上品な印象を与える。
手触り: 油分を多く含んでいるため、滑らかでしっとりとした手触りが特徴。木そのものは硬く、丈夫で、しっかりとした感触がある。

チーク



他にも樹種はたくさんありますが…
代表的なものを挙げてみました。見比べてみると、色や木目もずいぶん違って見えると思います。また同じ木の種類でも木目や色合いもひとつとして同じものはありません。

無垢の木を使用したものはぜひ実際に見て触って自分好みのものを選ぶことをおすすめします。家具を置くお部屋の環境に合わせて選んでみてください🪑

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