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パリのCHARVETでシャツをオーダーしてみた!(前編)

1.いざフランスへ

今年の夏季休暇は、お盆休みと週末が上手くつながったことに加えて2日間の有給を取得、11日間という長めの連休を取ることが出来た。

当初は昨今の円安ということも考慮し、東南アジア周遊というプランを思い描いていた。

しかし、次に何時これだけの休みが取れるか分からない、それならばアジアから飛び出そうという考えに至り、行き先を久しぶりのヨーロッパへと決めた。
そして、8泊10日でロンドン・パリへと出掛けてきた。

まずはバンコク経由でロンドンに行き、そこで4日ほど滞在し、その後ユーロスターでパリに移動。

パリ北駅前からの景色

2.パリ・ヴァンドーム広場にて

そして、パリ滞在2日目の出来事である。
滞在しているホテルの周辺をブラブラと散歩している最中に、なんとCHARVETのパリ本店に遭遇してしまった。

服好きの方ならご存知かもしれないが、高級既製シャツと言われて頭に浮かぶのは、イタリアのFRAY、イギリスのTurnbull&Asser、そしてフランスのCHARVETである。
※特にCHARVETは日本での取り扱いも少なく、価格など不明な点も多い。

そのCHARVET本店の荘厳な建物が目の前にそびえたっている、大きなガラス窓の上を見上げるとルイ14世をモチーフにしたエンブレムが取り付けられており、いかにも高貴な佇まいである。

見つけた瞬間は興奮して入店してみようかと思ったが、名だたる要人・著名人に愛されてきた店である。
私のようなものが相手にしてもらえるのだろうかと心配になり、ひとまずホテルに帰って一晩熟考することにした……💤

ヴァンドーム広場にあるCHARVET

3.CHARVET本店

そして翌日の夕方、パリに来る機会もあと何度あるか分からない、そして今回が絶好の機会であると決意を固め、重い扉を押し開け入店した。

天井の高い広々とした一階には、ネクタイ・チーフなどが陳列してあり、見渡しても肝心のシャツが見当たらない…
そして、目が合った女性店員に話を聞くと英語で親切に案内してくれた。
このサブリナという女性がCHARVETのシステムについて丁寧に説明してくれとても助かった。

その説明によると、2階が既製品売場で地下でオーダーが可能とのこと。
そして、商品のタイプは以下の3つに分かれていると教えてくれた。

①既製品  500€
店舗2階に沢山の現品があり、そこで試着してサイズ・柄を選んでそのまま持ち帰れる。

②パターンオーダー  
既製品からネックサイズ・肩幅・袖丈・着丈などの寸法をそれぞれ自身に適したサイズで組み合わせることが出来る。また襟型・カフス・裾のカットなどのディティールも変更可能。
内金を入金し、完成し次第残りの金額を支払い日本へ配送してもらえる。

③ビスポーク
型紙から自由にオーダーが可能である。ただし、仮縫いがあるので再び店舗を訪れなければならない。

②③の価格は記憶が定かではないが、②650€③750€ほどであったと思われる。
そして、どうやら一見でもシャツを1枚単位でオーダー出来ることが分かった。

しかし、憧れのCHARVETのシャツなのですぐに着用してみたい!ということで、まずは既製品売場で試着してみることにした。

フランスらしい年季の入ったエレベーターで2階にあがると、ざまざまなサイズ、襟型、色柄の既製品がズラッと所狭しと棚に陳列されている。

2階の既製品売場

とりあえず、試着サンプルがあるのでそれを試してみることにした。
普段はネックサイズ39を着用しているが、CHARVETの39だと少し緩い。
38を試してみる。
ネックサイズは丁度だ、そして肩幅もジャスト。
オンのスタイルの時にはちょうど良いサイズ感である。
しかし、オフの時の着用をイメージするともう少し肩幅にゆとりが欲しい。
とりあえず、オンで着用するようにCHARVETらしいブルー系のストライプ柄の既製品を一着購入することにした。

当初は一枚のみ購入する予定で来たのだが、試着時に生地の上質さにふれ、もう一着欲しくなってしまった……
せっかくパリに来たのだから、シャツ一着をオーダーする以上の経験が出来るとはずだ、と自身に言い聞かせてもう一着はオーダーしてみることに決めた!

しかし、ここで閉店時間が近づいた為、オーダーする時間が無く日を改めて欲しいとのことだった。
翌々日にアポを取り改めて訪問することにし、その日は既製品の一着を大事に抱えてウキウキしながらホテルへの帰途についた。 

(後編)オーダー編に続く。


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