小殿筋
今日は小殿筋についてお話していきます。
まずは簡単な解剖から解説していきます。
基本的な解剖を知ることは触診や運動療法をする上では重要です。ほんとに学生で覚えた知識は無駄なものはないですね。でも・・・うまく知識を活用できていない印象ですね。
さて小臀筋は股関節のインナーマッスルと言われています。先ほど書いた作用以外にもう一つ大切な作用があります。
それは・・・
関節包に付着しているので関節包を引き上げてインピンジメントを防止する役割りがあります。
また、小臀筋の柔軟性が低下することで関節可動域制限も起こりやすくなりますよね。
運動療法
インナーマッスルの治療として大切なことは低負荷で行うこと、最終域で行うことです。負荷量が大きいとアウターマッスルが優位に活動してしまいます。
小臀筋の選択的な収縮は・・・
1.股関節屈曲位での内旋運動
2.股関節外転位での外転運動
⇨外転位では中臀筋の活動量は低下するため小殿筋が優位に活動します。