第二肩関節に対する治療
肩関節痛
肩関節の痛みは主に4つに分けることができます。
第二肩関節の代表的な疾患は肩峰下インピンジメントです。
原因は運動時に肩峰下に加わる過剰な摩擦負荷が生じることで発生します。
①腱板機能低下
腱板機能がしっかりしていることで骨頭が関節窩に押し付けられ求心位を保つことができます。
腱板機能が低下することで求心位を保つことができなくなるため軸ができず、骨頭が上方偏位することで疼痛が生じます。
②肩甲骨機能の低下
肩甲骨の機能で大切なことは上腕骨が動く際に肩甲骨が追従することで肩峰下の摩擦負荷が軽減するようになります。
そのためには肩甲骨の可動性が必要になってきます。
私たちは肩甲骨の治療を考えずにおこないがちですが、なぜこの治療を行なっているのかをしっかりと理解した上で行う必要がありますね。しっかりと評価に基づいた治療を意識していきましょう。