話し合いが出来ない人と、「話し合いたい」と言われる恐怖
この拙い文章を出来るだけ多くのシングルマザーに読んでいただくことを切に願う。
本来なら養育費は支払われて当然。だが元夫は離婚して1年しか払っていない。未払い12年経過。公正証書も作った。
話し合いになると元夫は無理なことや理不尽なことも自分の都合の良いように正当化し、話の論点を摺り替え、さらにこちらを貶める傾向があった。
私の心は激しく疲弊した。結婚は懲り懲りだ。未だに思う。
そもそも話し合いが出来ない人なので、書面を作成する必要があった。それをふまえ公正証書を作成したが案の定元夫は養育費を支払わなかった。公正証書の通り支払わなかったので元夫に異議を伝えると「話し合いたい」。
「話し合うことはない」と伝えてから返信はなく養育費も不払いになった。そこから12年経過。と半ば諦めていた。そこでひとり親を支援する法律家を紹介していただき現状を裁判訴状として書面にしていただいた。
その訴状が元夫の元に届いたのであろう。
元夫は正気の沙汰ではないと馬耳暴言をメールにしてきた。久々に味わう恐怖だ。
裁判にしてほしくない、訴状を取り下げろ。養育費を直接支払う意思はあるがそちらが拒んだ。一度直接話し合いたい。
また「話し合いたい」。
この人間は私に対し余程自分の話術に自信があるのだろう。
思い出したのだ。
元夫のどういう所が恐ろしいか。なぜ離婚に至ったのかを。改めて、鮮明に。
結婚時代に元夫との話し合いの中で行き場のない辛さ、ひたすらに味わう無力感などの無限ループが、どんどん私を弱い弱い人間へと追い込んでいく。
あー久しぶりに味わう恐怖だ。
離婚して12年経つ。だが、私は未だに成長できていない。
割り切れていない。
無視すれば良い、スルーすればいいだけの元夫からの無謀なメールへの取り扱いに困惑し、返信しなきゃという切迫感にとらわれ2時間その事に要したのだから。
仕事がようやく終わり、久々にノンアルコールを買い占めて家で飲もうと思った矢先に偶然チェックした携帯メールで、囚われてしまった。
養育費不払いに対しては諦めるシングルマザーも多いと聞く。
私も諦めていた。だが子どもの将来を考え当然の権利だと謳うひとり親を支援する団体とご縁があったのが2年前。
そこの団体は元夫に何度も支払いするよう呼びかけた。だが元夫と連絡が取れないとのこと。
そこで養育費支払いを現実化するために裁判調停を望んだ。
メールで元夫は「子どもは私の子どもだ」という。なのに養育費を11年も不払い。
こんな矛盾したことがあるのかと笑いさえおきる。子どもが手紙を書いても返事すらない。いつの間にか住所も不明。節目節目に連絡も何もない。父親らしい振る舞いを一度もしていない人間が、なぜ堂々と正当化できるのだろう。面白すぎる。
だがきっと元夫は恐ろしいくらいに自分の立場を正当化し、養育費を支払わないことも正当化するのだろう。
元夫はメールでこうも言ってきた。
「裁判になると100万円近い費用を支払わなければならない」
知ったことか。全ては因果応報。
「本来子どもにいくはずの費用が、このような高額費用の支払いに消えていく」
支払っている人間のセリフだ。貴様は11年一円たりとも子どもに支払っていない。よく言えたもんだ。
そういう事態が許せない。
社会的に抹殺してほしい。
でも子どもの父親なのだ。
胸が苦しい。
こんな気持ちはシングルマザーの人しかわからないと思う。
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