預金金利0.02%のニュースをみて思うこと
日銀のマイナス金利解除決定を受けて、三菱UFJ、三井住友、みずほなどの大手銀行を中心に、預金金利の引き上げを開始しています。
2024年3月から4月にかけて、これまで0.001%だった普通預金金利が0.02%と20倍になります。
ただし、20倍になったとはいえ金利0.02%ですからね、、、
たとえば100万円の預金に対して、年間で得られる利息はわずか200円(税引前)です。
これでは物価の上昇にまったく歯が立ちません。
ニッセイ基礎研究所によると、国内の物価上昇率は
2023年が2.8%
2024年が2.0%
2025年が1.4%
と予想されています。
上昇のペースは鈍化していくものの、銀行金利よりはるかに高い水準です。
インフレに対抗するために
元本割れする(損をする)のが怖いから投資はしない、という人は多くいます。
しかし、預金金利0.02%、物価上昇1%がずっと続いたら、今年の預金100万円の価値は10年後には90万円に下がっています。
銀行預金も元本割れする、といっても過言ではないのです。
物価上昇(インフレ)への対策は、NISAを用いた資産運用が最適だと思います。
NISAのメリットを2つに要約すると、次のようになります。
①長く続けるほど増えやすくなる
②生涯にわたり税金がかからない
手間をかけずに続けやすいのです。
一方、NISAにも弱点はあります。
①ある程度の知識が必要
②時間をかける必要がある
投資の原理原則を理解したうえで、将来資産を増やすために計画的に実行してはじめて、NISAをうまく使うことができます。
資産形成も中庸であれ!
「中庸」とは「偏りがなく中立的であること」を意味する言葉です。
資産形成においても、中庸であることは大切だと思います。
銀行預金だけ、NISAだけ、というように偏ることなく、ほどよいバランスを保っていくことが、これからの時代を生き抜く術なのかなと。
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