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ウクライナ危機、つみたてNISAへの影響をどう考える?
ウクライナ危機の影響で、世界の株式市場に動揺が広がっています。
つみたてNISAにどのような影響あるか、心配されている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、つみたてNISAの運用は、直近の世界情勢とは「切り離して」考えることをお勧めします。
今回は、長期運用を続けていくための心構えについて、いま一度お伝えしたいと思います。
価格が下がったときにやってはいけないこと
購入した投資信託の価格が下落したとき、もっともやってはいけないこと。
それは「売却すること」です。
つみたてNISAで大事なのはとにかく「長く続ける」こと。
売却したら運用が終わってしまいます。
心配になったとしても、なにもせずそのまま放置しておきましょう。
株式市場は、ネガティブなニュースに敏感に反応します。
たとえばコロ〇が流行し始めた2020年2月~3月、全世界株式の価格は1ヵ月間で約30%も下落しました。
しかし、その後はすぐに回復し、2020年は最終的に11.2%のプラス成長となっています。
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上の図を見ていただければわかるように、世界の株価指数は年ごとに大きく増えたり減ったりを繰り返しています。
増減を繰り返しながら、長い目でみると成長し続けているのです。
直近の世界情勢と、長期の資産形成は分けて考える
今回のウクライナ情勢も、今後どれくらいの期間、株式市場に影響を与えるかは誰にも分かりません。
もちろん、ウクライナ危機そのものに無関心でいよう、と言っているわけではありません。
現地で起こっている惨事には心が痛みますし、我々ができることは何か、考えることも大切だと思います。
しかし、皆さんが始めたつみたてNISAのゴールは、10年~20年以上先にあるはずです。
(もし、数年先の資産を増やすためにつみたてNISAを開始されたなら、計画を見直すことをお勧めします)
だから、直近の世界情勢や、株式市場の短期的な動向と、自分自身の資産形成とは切り離して考えていただきたいのです。
ご自身や家族の将来のことを考えて、皆さんはつみたてNISAを開始されました。
その決断と行動力は、本当に素晴らしいと思います。
ぜひ、目先の値動きや、ネガティブニュースに惑わされず、大きく構えて「ほったらかし」を貫きましょう。
もし、やっぱり不安があるようでしたら、お知らせください。
どうすればよいか、一緒に考えさせてほしいです。
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価格が下がったときの、心理的な影響や捉えかたについて書いています。