【投信の基準価額】手数料は毎日引かれていることを知っておこう!
投資信託の基準価額について知ることは、正しい商品選びや、失敗しない運用をするためにとても重要です。
数回にわけて、「基準価額の大事なポイント」をお伝えしています。
今回は、投資信託の運用管理手数料である信託報酬について解説します。
投資信託の基準価額と信託報酬の関係
前回の記事でもご紹介したのですが、投資信託の基準価額は毎日1回だけ更新されています。
この基準価額を決めるとき、その日の「運用成績」から「運用コスト」が差し引かれて計算されます。
この「運用コスト」に該当するのが「信託報酬」と呼ばれる手数料です。
証券会社のウェブサイトに表示されている基準価額は、すでに運用コストが差し引かれたあとの数字ということなんですね。
信託報酬は安いほうがよい?
信託報酬は安いほうが良いのか、高くても良いのか?
この問いについては、「投資先が同じであれば、信託報酬は安いほうが良い」という回答になります。
こう説明すると、「投資先が同じなのに、手数料が違うなんてことあるの?」
という疑問を皆さん持たれます。
投資信託の世界では、これは当たり前のことなんです!
例えるなら、中身のお菓子は同じ値段、味、量なのに、パッケージの値段だけ違うようなものです。
このような「中身が同じなのに手数料が高い」投資信託は、設立が古い投資信託にありがちです。
この点、「つみたてNISA」の対象銘柄は、手数料の安さも選別基準になっているので、少し安心感はあります。
投資先の選択も大事です
とにかく手数料が安いものを選べばよいかというと、そうではありません。
「投資先が同じであれば」という条件がつきますので、投資先はちゃんと選びましょう。
最低限、「自分が何に投資しているのか?」を分かったうえで、資産運用はやるべきだと思います。