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オリジナル歌詞

カフェの窓際から
眺める 灰色のビル
見つめる 沈みゆく夕陽
漂う切なさはアネモネ色
掠れゆく8ビットの幻

瞳に映っていた未来は途切れて
記憶のスクリーン 昨日の僕たちが浮かぶ
手を伸ばしても 触れられない
二度と帰らない日々

時が流れてゆけば 
いつかは思い出に変わるの
いくつ季節を過ぎれば
昨日を懐かしく思えるの
無邪気な笑顔が切ないほど眩しい
僕らは何を置いてきたのだろう

目覚ましのアラームが
打ち消す 夢のつづき
彷徨う 朧げな景色
定まらない意識のピント
刻みゆくサイレントな時

形あるものはいつか崩れて
歴史のストーリー 何度も生まれ変わる
さすらう面影 まるでうたかた
二度と来ない同じ姿

去りゆく時代の只中で
どんな想いをかかえているの
いくつ年を重ねれば
セピア色の記憶に変わるの
誰もが一つの船に乗り旅している
揺られながら
揺られながら
揺られながら

Written by 藤原ナオヒロ

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