![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34528353/rectangle_large_type_2_0ea7c7728e5e0afe180e317501a31c48.jpeg?width=1200)
思い出のジャーマン
新宿駅西口広場から、京王新線・都営新宿線の新宿駅(新線新宿駅)を目指す地下通路。
名称が小田急エース南館から京王モールへと変わる角に、その店はある。
カレーハウス11(イレブン)イマサ
メニューによってビーフ、ポーク、チキンそれぞれのルーを使い分けている。
どのルーもいい意味でオーソドックスな味わいで、辛すぎず、甘すぎず、どの舌も裏切らないに違いない。
今回オーダーしたのは、メニューに「創業以来変わらぬメニュー」とあるジャーマンカレーだ。
ところで、以前(だいぶ以前)は今のような食券スタイルではなく、店に入ってすぐにレジカウンターがあり、そこで恰幅のいいおじさんにジャーマンカレーをオーダーすると、妙に渋い声でキッチンに「ジャ〜マンです」とオーダーを通していた。
そして空いている席に座るや否や、目の前にジャーマンカレーが登場していたものだった。揚げ物のオーダーでない限り、どのメニューもそんな流れで出てくる。オフィス街のカレーに早さが求められていることを深く理解していることの証左である。
今は食券スタイルになり、席に就いてからオーダーが通るので、その当時の早さはないが、それでも十分早く提供される。
話が脱線してしまった。
改めて、今回オーダーのジャーマンカレーはこちら。
ビーフカレールーにバターコーン、ソーセージ、インゲンをトッピング。
コクのあるルーにほのかに甘みのあるコーン、ちょうどいい塩味のソーセージ、歯応えがシャキッとしたインゲンが絶妙にマッチ。素晴らしいハーモニー。
このお店の特徴として忘れてはいけないのが付け合わせ。
茶色タイプの福神漬(右)と並んでキュウリの漬物が置かれている。(らっきょうは有料)
初見では驚いたが、辛味よりもコクのルーにはこの漬物がなかなか合う。
ジャーマンカレー以外にもオーソドックスから個性的なメニューを取り揃えたカレーハウス11イマサを、キュウリの漬物とともにぜひ味わっていただきたい。