マーガリンの日
19世紀末のある日。
ナポレオン3世「なあ、メージュ=ムーリエ」
イポリット・メージュ=ムーリエ「なんでしょう、皇帝閣下」
ナ「お前が発明したバターの代替品な」
メ「マーガリンでございますね」
ナ「そうそう。あれに懸賞を与えて採用したの、何月何日か覚えてる?」
メ「日付でございますか… あ、いや、申し訳ありません。ちと記憶に…」
ナ「そか。いやさ、せっかくだから記念日にしようと思ったん。マーガリンできた日」
メ「いや、それは恐縮ながら、光栄です」
ナ「でも日付わかんないんだもんなぁ」
メ「申し訳ありません」
ナ「いやいや、違うんよ、ちゃんと記録取ってなかった朕たちも悪いんよ」
メ「とんでもございません」
ナ「あ、そだ、メージュ=ムーリエの誕生日いつ?」
メ「誕生日?で、ございますか?10月24日でございますが」
ナ「OK。じゃあ10月24日にしよ。記念日」
メ「そ、そ、そんな、恐れ多い…」
ナ「え?なに?文句ある?」
メ「そんな、と、と、とんでもございません!」
ナ「うん。じゃ、決まりね。おーい、お触れ出しといて〜」
〜〜〜
というわけで、今日10月24日は、マーガリンの日。
嘘っぱちだけど。
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