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こんな時だからこそ

地域に根差したみんなの居場所、ハイパー児童館ぷれいすを作りたい。

できない言い訳をずっとしてきて、「無理して始めなくてよかった」と自分に言い聞かせることも多々あった。

大抵は個人的な、あるいは家庭の問題で、まさに言い訳だったが、今年ほど強く「無理して始めなくてよかった」と思った年はなかった。

新型コロナウイルス感染症の対策に追われているうちに年末になってしまった感のある2020年。
長年親しまれてきた飲食店でさえ存続が危ぶまれる苦境。乗り越えられただろうというビジョンが見えない。

我が家の近所のこども食堂も、これまで毎日開けていたが、回数を限定したり、時間を短縮したりしている。

もし、元手も貯蓄もない現状のまま、ハイパー児童館ぷれいすを気合だけで開いて、それから間もない状態で今年の苦境を迎えていたら…

ぷれいす閉館では収まらない悲惨な予想しかできない。

そんな折でも、コロナに負けずに活動を続けている先達がいるのも、また事実。

例えば、福島県白河市で活動しているKAKECOMIという団体が運営する「まかないこども食堂 たべまな」

こんな時だからこそ居場所が必要という信念のもと、感染症対策を施しながら、でもなお休まず開き続ける姿勢には、改めて感銘を受けた。

東京都墨田区の喫茶ランドリーも地域に開く重要性を再認識しつつ開き続けている。


もちろん、いずれの取組も、これまでの実績とそれによって生まれた繋がり、何よりも“求められる”存在に昇華する過程を経たからこそできること。

それでも、先達の取組や想いには学ぶところもたくさんある。

ハイパー児童館ぷれいすが真に“求められる”存在になるにはどうすればいいか。

考えてばかりじゃあどうにもならないけど、今は考えるしかできないので、ひとしきり悶々としようと思う。

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