三脚のメンテナンス(Leofotoの場合)
みなさん!三脚メンテナンスしてますか?
この時期、寒暖差が激しいと、三脚に水分がついて、
そのまま、車などで保管なんてすると、
次三脚を使う時に、なんとも言えない臭いがするんです。。。。
これ拭いても取れんのです。
そんな時はメンテナンスしましょう!。
そのほかにも、三脚には消耗品もありますし、
海で使った後、三脚をしまうと、「ガリガリ」砂の噛んだ音が
出たりする人にも必見です。
三脚の分解
まず。石突を外しましょう。ここもゴムが劣化していたり、汚れていた場合には、
洗ったり、交換しましょう。
各三脚の足のねじをMAXまで緩めて、そのまま伸ばして、足ごと抜きます。
3段であれば外れた脚は6本。
4段であれば9本となります。
ここからが肝心なところ。
脚の上部にはプラスチックがはめ込んであります。
こんな感じのです。これは、脚がそれ以上抜けなくする物なのですが。
これが劣化して割れてしまいます。
まずは、外します。写真のプラスチック下部にツメを入れて外すのですが、
内側に抜け防止の凸と凹みとあるのでうまく外します。
ここ外れにくい場合は、水をかけながら外すと意外に簡単に外れます。
全て外したら、締め込みのゴムも外します。
このゴムなのですが、実は、内側と外側が外れます。
写真のように、完全に切れた部分を利用して外します。
こんな感じで外れます。ここが劣化するのは滅多にありませんが。
慎重に外してください。
これで簡単な分解はほぼ終わり。
さて洗います。
中性洗剤で構いませんので、
脚を1本ずつスポンジで優しく洗います。
内側も洗う場合には、小さめのタオルの角に紐を結んで、
紐の反対がわに錘をつけて、穴を通して引っ張って洗います。
単4の電池が一番使いやすいですが、
石凸の脚には電池不要です。(針金で引っ張るので)
この時、各ねじ山に砂など入っている場合が多いので、
念入りに歯ブラシなどを使って綺麗にします。
石突の脚は、針金などを使って、下から針金を通し、紐を引っ張って中を洗います。
最上部の脚の中洗う場合にも、有効で、脚をMAXで開くと隙間あるので
そこを利用します。
各部品を全て洗って、
綺麗に流します。
各部品の水を切って、タオルで拭きます。
この時、脚の中の水を取る時も、乾いたタオルの角に紐をくくりつけて
脚を通して拭きます。
劣化部品
劣化する部品の多くは、
ここ。
①三脚脚のストッパー
割れている例
結構こんな感じで割れます。
割れたらボンドで。
と言いたいところですが。。。
ここまで逝ったら交換が絶対におすすめします。
このパーツは部品としての購入も可能です。
私はいつも利用している、
ロカユニバーサルさんへ連絡して、
どの三脚のこの部分がいくつ割れてて、部品が欲しいと
連絡しています。
こちらの問い合わせから連絡すれば購入可能です。
②石突
ここは劣化の場合、抜けやすくなる場合。
ゴムが減ってる場合などがありますが。この場合も交換がいいでしょう。
石突には種類が多くありますので、
間違えないで購入しましょう。
また、石突が外れて無くすなんて話も良くありますが、
日々、メンテナンスで締め込みましょう。
ねじロックなんて使っている方もいるようですが、
おすすめしません。私も冬にはスパイクに交換するので、
外れなくなるので。。。。やっぱり日々のメンテです。
私の冬用のスパイクはこちら
冬はこれ最高です。
友人は岩場などで三脚を使う時に使用しているようです。
ただし!車の中に装着したまま入れると、あちこち傷つくのでご注意を!
組み上げ
理想は全てのパーツを1〜3日ほど乾燥させてからが良いと思います。
組み上げは分解した逆の手順でいいのですが、脚を入れる場合。入らない!
ってことあるかと思います。
その時は、入れる脚を回していくと
ハマるところがあり、すんなり中に入ります。
そして、グリスアップをおすすめします。
三脚脚の締め付けのねじ山に私はシリコングリスを塗布しています。
ごく少量でいいので塗布したら、指で伸ばして、ねじを締め込みすれば、
両方にグリスが行き渡ります。
ここで使っているグリスは
こんなタイプのグリスでもう何年も使っているのですが。
みなさんが購入するなら
このあたりがおすすめです。
ただ、絶対にスプレータイプは買わないようにしてください。
スプレーだと、どこに塗っているかわからないのと飛び散りますので、
ペーストがおすすめです。
最後に
これで三脚のメンテは完了!
いい気持ちで新品のように三脚が蘇ります。
今回のnoteではLeofoを主として記載していますが、
他のメーカーも基本的にはメンテ方法は変わりません
三脚のメンテをきちんとすることで、
長く愛用できます。
私は高校の時に購入した、アルミの三脚が
今も現役です。もうすでにメーカーでの修理もパーツ入手も不可ですが、
メンテ次第です。
では三脚のリフレッシュをして楽しい写真ライフを!
※注意 あくまでも三脚のプロが行っているメンテナンスではありません。が。毎回この方法で行っているメンテナンスを紹介させていただきました。
壊れた場合などは自己責任でお願いいたします。