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東京の虚無と諦念を描く『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』
こんにちは。本記事に訪れて下さりありがとうございます🙇
基本在宅勤務で業務に明け暮れる40代ITエンジニアです👨💼
今回、直木賞にもエントリーされた麻布競馬場氏の著書『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』をオススメしたく書評を書きました。
単行本
Kindle版
はじめに
東京 それは夢と希望が交差する大都会。
しかし、その輝かしいイメージの裏で、多くの人々が抱える苦悩と孤独があります。
麻布競馬場の『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は、そんな東京のもう一つの顔を赤裸々に描いた作品です。
本書の魅力
現代社会のリアルな断面
この作品は、Twitterで話題となり、14万いいねを記録した短編を含む20篇の「Twitter文学」を収録しています。
地方から上京した人々の葛藤、東京での生活に疲れ果てた人々の心情が、リアルに、時には痛烈に描かれています。
身近な地獄の結末
「誰も死なないし、大きな社会問題も出ない。ただただ、個人の問題だけ。」
この言葉が示す通り、本書は壮大なドラマを描くのではなく、日常の中の小さな「切なさ」や「虚しさ」を描き出しています。
東京という舞台
東京という都市が本書において重要な役割を果たしています。
上京した人々の希望と失望、成功と挫折が、この「東京」という舞台の上で繰り広げられます。
読者への共感を誘う
本書は、東京での生活に疲れた人々や、夢を追いかけるすべての人々に対する共感のメッセージを投げかけています。
読者は自分の経験を重ね合わせながら、物語に深く没入することができるでしょう。
総評
『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は、東京という都市に生きる人々のリアルな姿を描いた作品です。
読む人の心に深く響く、現代社会の必読書と言えるでしょう。
この書評を読んでご興味を持たれた方は是非、本書を手に取ってみて下さい!
単行本
Kindle版
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