昨日、公開となった映画『君が君で君だ』。 3日前の先行試写にお邪魔したのですが、3日経ってようやく感想がまとめられそうです。 本作の主人公は、一人の女性に魅せられ、その女性を愛するあまり、本来の自分を捨ててしまった不器用な3人の男性です。 自称、彼女を守る「兵士」として、3人は彼女の全てを監視し、彼女の全てを受け入れ、彼女の全てに一喜一憂します。 そしてその歪んだ生活が彼女の幸せとともに揺らいでいく様子を描いた作品です。 この作品には、大多数が共感できるような分かりやすい
「俺は現場主義だから」が口ぐせの上司がいる。 12月に入り、転職後で一番忙しい日々を過ごしているが、自称現場主義の上司にはあまりそれが伝わっていないのか、冷静に考えてもやや的はずれな指示ばかりを僕に出してくる。 「現場主義」が「常に現場で仕事をする」ことを意味するのであれば、多分僕と上司の間には「現場」という言葉の解釈に差がある気がしていた。 「現場」と聞いて思い出すのは『踊る大捜査線 THE MOVIE』での青島のセリフだ。 「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起
半年前まで、鎗ヶ崎の交差点あたりにある築40年超えのマンションに住んでいました。 窓から見えるアトラスタワー中心の街並みと、駅に向かう途中に渡る日の出橋が好きで入居を決めた家でした。 日の出橋から覗く目黒川は穏やかで、水は川底が見えるくらい澄んでいます。 ここに越してきたばかりの頃は、東京でも綺麗な川を見れるという事実に毎日感心していました。 でも、そんな目黒川も大雨が降ると途端に表情が変わり、エアコンを洗った時に出るような水があふれんばかりに流れます。まさに濁流です。 豪