腹痛特急IBS-G
備忘録として、最近わたしの体をむしばむIBS症状について書き記しておこう。
IBSとは….
この中でも、私はお腹をくだす下痢型(以下、Gとする)だ。
おかしいな〜おかしいな〜(稲川淳二)と思いながらも、胃とお腹の調子が悪いのが数ヶ月続いていて、騙し騙し生活していたのだが、胃の調子が静まってきた6月に、満を持して胃腸と大腸の内視鏡検査を行った。
すると内部の問題は無く、「なんとなく気付いてましたが、ですよね」という感じで、IBSと診断された。
ストレスというと、本の執筆をしていたとき、頭が働きすぎて興奮状態になってしまい、寝たいのに眠れず困ることがあった。もちろん、初めての本の発売に対する不安もあったけど、思った以上に体に影響を及ぼしていたらしい。もともとストレスを抱えやすいタイプなのもあるけど、なんていうか、体の反応ってすごいね。
IBSのGが普通のGと何が違うのかというと、日に何度も突発的なGに見舞われたり、飲食したあと急なG腹痛が現れることだ。
しかも『今すぐトイレに行かないとあかんレベルのやつ』がものすごい速さでランダムでくるので、外出している時なんかはめっちゃ困る。幸い、今までなんとかその意味で人としての尊厳を保つことは出来たものの、乗るはずの電車を見送ったり、友達とお茶中に何度もトイレに行ったり、生活に支障が出ていた。
出かけようとした時間に思い通りに外出できなかったり、食事を食べてる最中から特急発車の緊急非常事態警報が発令され、ゆっくり食事が楽しめなかったこともある。
家に居ればすぐトイレに行けるので安心だが、ずっと家にこもっているわけにもいかない。
「お腹痛くなるならもっと早く言ってよ!!!」と言いたくなるが、声なきお腹とはうまくコミュニケーションがとれない。
体の主は私であると思っていたが、とんだ思い上がりであった。
トイレに行ってスッキリすれば痛みは無くなるものの、生活が腹痛特急IBSに振り回されてしまう。
なので、たとえば「映画館で映画見ながらポップコーンを食べる」という普通のことも、私にとっては、危険なものになった。
「よかったらどうぞ」と出されるお茶菓子なんかも危険なので、ありがたいけど安易に食べないようにしたり、日常の中で気をつけることが増えた。
当たり前のことが当たり前ではなくなった時、人はその当たり前の尊さに気付くのだ。だからみんなも、今あるその当たり前を抱きしめてほしい。
病院では、薬を処方してもらった。IBSの薬と、整腸剤である。
それらを毎日飲む。飲んでいる間は症状が改善され問題ないものの、薬を辞めると症状が出てくる。
前回の記事にも書いたけど、急な微熱や頭痛もあったり、全体的に自律神経がやられてるっぽいので、ストレス解消など根本的な体質改善すべく鍼に通ったり、プールで水中ウォーキングや水泳を始めてみたりしている。
どちらも気分転換になるし、好きなことなので続けたい。
何か良い変化があるといいな。