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自責至上主義の世の中にメスを入れる
一般的にビジネスにおいて、「他責ではなく自責で考えて、行動すること」や、「当事者意識を持って行動すること」などは美徳だとされています。
たしかに、なにかものごと(課題)が起こった時に、ファクト(要因)をもとに、自分(個人)で何ができるか考え、行動するときには他人や外部環境尾を意識していたところで何も前に進みません。
ただ、そのような自責至上主義の世の中の元で、働いている人間(ヒト)という動物は感情を持っている生き物であるということを忘れてしまっているのではないでしょうか。
ものごとを何でも他責ではなく自責でばかり考えていると、心が疲れてしまいます。なぜなら、自責で考えるとはつまり、たとえ自分に一切の責任がなかった場合でも自分の中にファクト(要因)を求める行為です。また、人間はロボットみたいに精密にはできておらず、理性と感性を混同をして考えてしまう、生き物です。
自責であることや当事者意識を持つことで、自分の首を絞めすぎてしまっているのではないでしょうか。肩ひじ張らずに少し大らかな気持ちでものごとを考え、自責も他責もなく、ありのままに事象(ものごと)をとらえてみてはいかがでしょうか。