段々散文
風が
ひやり
夜霧深く
垂れこめた
とある秋の日
深い眠りの底の
夜明け前鮮明な画
深夜のバーで唐突に
夢の中あなたに会えた
お腹が空いて目をさます
今日は空が続くような晴れ
何も言うことなんてないんだ
何も欲しい物が見つからない位
晴れた日に気持ちいいのびをして
またうとうととまどろみながら
一日を無駄にするのもいいと
思っていただけさ君となら
こんな日曜にのんびりと
買い物に行くのもいい
そうやって思う間に
美術館も終ってる
ふとうららかに
あなたは歌う
日が暮れて
カラスは
西へと
飛ぶ
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