おふろ日記/アフリカから戻ってスペイン語を習い始めた。
夕べはクリスマスで帰って来た、娘夫婦と話し込んでいて、お風呂に入るタイミングを逃したので、朝起きてから、湯船に浸かっている。
今月初めにサハラ砂漠から戻って来てからは、12月のホリデーシーズンでお店が忙しく、そしていくつかのクリスマスパーティ。
ずっと動いてる。
仕事の後。
夜にはくたくたに疲れて、ワインを持ってお風呂に逃げ込むけど、実際には私は、お風呂だけでなくて、お店に入ると、いつのまにか元気になっている。
これってまるで砂漠現象だわ、
と今、 おふろの中で気がついた。
砂漠では、歩き疲れてそのまま砂の上に倒れても、10分もすれば身体が軽くなった。
あのサラサラで滑らかな砂の感触は初めてで、今、すでに懐かしく感じるくらいに、しっとりと私を包んでくれた….
また、あの砂に会いに行きたい。
話しは逸れたけど、私のお店も私にとって、そんなものだと思った。
お店に入ると、なぜか元気になる。
いつのまにか笑顔になってるし、店内を動きまわってる。
夫は、私がグズっていると、
「お店に行っておいで」
と言う。
うん、サハラの砂現象。
このおかげで旅から戻って、2日後にはお店に出ている。
そして毎朝すっきりと目覚めている。
自分を癒し、活性化してくれるものが日常的にある、ってほんとうにありがたい。
ところで私は旅から戻って来て、スペイン語を習い始めた。
アフリカに行ってみて、英語がほとんど通じなかった。
分かってはいたけど実感のなかった 英語が最強ではない事実に直面して、 最強と言われるスペイン語に、いつのまにか自分の中で ラブコールが始まっていた。(かといって、アフリカでスペイン語は話されてないのだけどね)。
うちの店の半分近くはメキシコ人のスタッフ。
英語を理解しない人も数人いるというのに、これも不思議なことで スペイン語を理解しようと、これまで思ったことはなかった。
興味がなかったのだ。
英語とスペイン語に堪能なマネージャーに、すっかり任せておけたのも一因ある。
いざスペイン語を始めてみると、お店で日常的に飛び交っている言葉だけにサウンドに馴染みがあって、違和感がなかった。
気がついてなかっただけで、すでに頭の中にインプットされた言葉もたくさんあった。
朝、起きてすぐにスマホのアップを開いて、新しいスペイン語のフレーズを習う。
そしてお店でそれらを披露する。
スタッフはそれを面白がって、次々と新しい言葉を投げかけてきたり、(分かんないって!)エールを送ってくれる。
まるで子供のようにウキウキと、今日のフレーズや単語を携えてお店に行く。
お店に行って、ますます元気になる要素が増えた。
英語を話さないスタッフとのコミュニケーションも活性化されて、彼らの笑顔がもっと見れるようになった。
いろいろ嬉しい。
Feliz Navidad!
メリークリスマス!