壺男をクリアして
皆さんは「Getting Over It」通称「壺男」というゲームを知っていますか?
最高難易度のB級ゲームとして知られ、世界中のゲーム実況者やストリーマーが配信をして有名になりました。
流行ったのはPC版ですが、iOS版もリリースされていて僕はiPadでやりました。
一般的な横スクロールのアクションゲームは、難易度別のたくさんのステージが存在し、各ステージで失敗したらまたそのステージの最初からリスタートとなります。
ステージによっては途中にチェックポイントが存在し、そのチェックポイントを過ぎた場所で失敗してもチェックポイントからのリスタートとなるものも多いです。
丁度、スーパーマリオなどがその例でしょう。
しかし、壺男は違います。
このゲームのステージは一つしかなく、ゲームオーバーになることもないのです。
壺男というゲームの基本的なコンセプトは登ることです。
一番下から、頂上へとたどり着けばゲームクリアというシンプルなゲームです。
主人公の壺男はタフで、どんなに高いところから落下してもピンピンしています。
それゆえゲームオーバーはありません。
しかし、一度落下してしまったらゲームをリセットしてもやり直すことはできません。
そう、落ちた所からまた登り直さなければならないのです。
時には一番下まで落下してしまうこともあります。
こんなにシンプルなデザインのゲームですが、優れたゲームバランスからか鬼畜すぎることもなく(言っても結構鬼畜寄りですw)最高にクオリティーの高い楽しいゲームとなっています。
そして僕はこの壺男で人生を学びました。
壺男のゲームクリアのコツは一つだけです。
失敗して覚える、、、、ただそれだけです。
普通にこの壺男をプレーすると100回くらいは絶対に落下を経験します。
しかも大体。落下すると1歩進んで2歩下がるのですw
例えば上の図のような場所を、矢印通りに進んでいかなければならないとします。
ここではA、B二つの難所があります。
仮にAを突破したとしましょう。
やったですね!しかし次にすぐBに挑戦しなければなりません。
壺男はずーっとこんな感じです。
やっとAをクリアしても次のBで失敗したら、またAからやり直しです。
結局苦労してクリアしたAを10回くらいは登る事になるでしょう。
しかし、ここが壺男の人生を学べるポイントです。
苦労して突破したポイントも強制的に反復練習させられることにより、より早く突破できるようになってきます。
つまり失敗するたびに戻ってくるのが早くなっていくのです。
そう、失敗することで、どんどん上手くなれるのがこのゲームなのです。
失敗することが増えることで、立ち直るための練習回数も増える。
練習回数が増えることで、挑戦回数も増え、成功回数も増える。
どうでしょう、人生の教訓そのものでしょう。
かつてテキサス大のフットボールの名コーチであったダレル・ロイヤルは夏休み帰省中の選手にあてた手紙でこう書いています。
打ちのめされたことがない選手なんて、かつていたことがない。
ただ一流選手はあらゆる努力をはらって速やかに立ち上がろうと努める、
並みのフットボール選手は立ち上がるが少しばかり遅い、
そして敗者はいつまでもグランドに横たわったままである。
さあ!!もう言葉はいらないですね!
皆さんも失敗するために、今すぐ挑戦しましょう!!!
壺男に