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アプリ『FX検証』の要注意点

久しぶりのnote更新です。
今回は検証の際に重宝するアプリ『FX検証』の要注意点について解説します。

特に時間トレード検証の際は要注意です。


さっそく結論から言いますと、
「エントリーや決済したい場合、その時間の1分前に執行しなければならない」です。

例をあげると、
9:55にエントリーや決済をしたい場合は9:54にエントリーや決済
しないといけません。

リアルタイムでチャートを見ながら実際にエントリーする際は、時計を見てその時間にエントリーすれば良いのでもちろん大丈夫なのですが、検証の際は間違いやすいので注意が必要です。

iPhoneアプリの『FX検証』だけでなく、PCの『フォレックステスター』も同様です。

これが何故なのかを『FX検証』を用いて詳しく解説していきます。



1時間足で予備知識


※区別がつきやすよう、チャート上部の現在時刻を表している場合は、そのまま時刻を表示。チャート下部のローソク足の時間を表している場合は[  ]で囲って表示しています。    

こちらは1時間足のチャートです。
チャート上部の現在時刻を見ていただくと9:32です。
チャート下部のローソク足の時間を見ていただくと、[9:00]の1時間足が形成中です。

このチャートを10:19まで進めたのが次のチャートです。

現在時刻は10:19。
[9:00]の1時間足は完成され、次の足の[10:00]の1時間足の形成に移っています。

すなわち、
[9:00]の1時間足は9時00分00秒(始値)~10時00分00秒(終値)
で形成されていることが分かります。

何を当たり前の事を言ってるんだ!と思われますよね。
本題に入る前の予備知識としての確認です。

これは余談ですが、このローソク足の仕組みは検証ソフトに関わらず、各証券会社やMT4、トレーディングビュー等のリアルチャートも同様です。


1分足の例


ここからが本題です。

チャートは1分足。
時刻は9:55。
[9:55]の1分足が完成しています。

  • [9:55]の1分足は完成した状態で、終値の値段(156.610)でチャートは止まっている。
    (1分足でチャートを表示した場合、終値で停止しているという事が全ての元凶です…)

  • 先ほどの1時間足の例から、
    [9:55]の1分足は9時55分00秒(始値)~9時56分00秒(終値)
    [9:56]の1分足は9時56分00秒(始値)~9時57分00秒(終値)

    で形成されている。

このことから、
9:55にエントリーや決済をしてしまうと、
[9:55]の足の終値=[9:56]の足の始値=(9時56分00秒)でエントリー

となってしまいます。


実際に9:55にエントリーした後、1分進めて9:56のチャートを確認してみます。

確かに、
[9:55]のローソク足でエントリーすると、
[9:56]のローソク足の始値=(9時56分00秒)
でエントリーされています。

そして、
9時55分00秒にエントリーや決済をしたい場合は、
9:54の足でしないといけません。
[9:54]の足の終値=[9:55]の足の始値=(9時55分00秒)でエントリー
です。

複雑に思われるかもしれませんが、
「チャート上部の現在時刻を確認して、エントリーや決済したい時刻の1分前に執行する」
という事を念頭に置いておけば大丈夫です!

  • 9:55に決済なら9:54に決済

  • 9:00にエントリーなら8:59エントリー

  • 14:59に決済なら14:58決済



再生時間について


『FX検証』のアプリを使っていて、再生時間を1時間に設定した際に7:59→8:59→9:59→10:59…..と進んで行きますが不思議に思われた事はありませんか?
これは毎時間、00分00秒でエントリーや決済できるように親切設定されているんです。

7:59(8時00分00秒)→8:59(9時00分00秒)→9:59(10時00分00秒)→10:59(11時00分00秒)…

他の再生時間も同様で、5分毎に進めた場合は
7:59(8時00分00秒)→8:04(8時05分00秒)→8:09(8時10分00秒)→8:14(8時15分00秒)…

間違いやすい例を上げますと、
「15時のクローズ時間前に決済したいから14:59で決済するように検証しよう!」
→再生時間を1時間毎にして進めて行き、素直に14:59で決済した場合、
15時ジャストで決済されてしまう。(本当は14:58にしないといけない)



たかが1分されど1分


ここまでご覧になって「1分くらい誤差だから気にしない」という方もいらっしゃると思います。
ですが、市場のオープンやクローズ、仲値付近の時間というのは値動きが活発になるので、1分の違いで検証結果が大きく変わる可能性があると個人的には思います。


先ほどから使用しているチャートをもう一度ご覧ください。

2024年11月15日金曜日 9:55
金曜ゴトー日の仲値の時間帯です。

仲値に向かっての上昇を狙うトレードを検証するとします。
9時55分00秒に決済した場合と、9時56分00秒に決済した場合とでは、
11.7pipsも違いが出てしまっています。

こういう事もあるので時間トレードの場合は、正確な時刻で検証することをお勧めします。


おわりに


最後までご覧いただきありがとうございました!
なるべく分かりやすく書いたつもりですが、何かご不明な点や質問がありましたらお気軽にコメント下さい!

『FX検証』のアプリを使用して時間トレードの検証をしている方は多いと思います。その方々が間違った認識をしたまま検証されていたらとても勿体無いと思いnoteで共有させていただきました。
検証されている沢山の方に読んでいただけるよう、リポストしていただけると幸いです。

今後も有益な情報がありましたらnoteにしようと思います。
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