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本当に「やりたいこと」は会社の外でやったほうがいい明確な理由

先日、あるAI関連のプロジェクトで実際にあった話です。

とある課長がこのようなことを呟いていました。
「俺、このAIプロジェクトをやりたくて始めたんだけど、最近、全然たのしくないんだよね?」

サラリーマンで楽しい仕事はほぼ存在しない

 お、たまにはこの人正しいことを言うのではないか、と思って聞いていました。下記の記事にもあるように職場に対しては多くの人は「不満」しかありません。

この記事にもあるように、ざっとその理由を考えてみるとこんな理由がたくさん出てきます。

1. 長時間労働

2. 収入減もしくは低賃金

3. 閉塞的な企業文化(前例主義、根性主義、減点主義)

4. 年功序列

5. 不適切な人材配置・活用

6. セクハラ、パワハラ、マタハラ

7. 硬直化した報酬・人事制度(不平等な平等主義または苛烈すぎる成果主義)

日本人は世界一、自分の会社を嫌っている 日本のサラリーマンは3分の1が「反乱分子」 | 「コミュ力」は鍛えられる! | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

1については少し是正されつつあるのですが、残業代が減り、2につながります。
3にあるように、労働市場は閉鎖的で、4年功序列も薄れつつありますが、根強い企業も多いです。
7のほうに硬直化した人事制度で若い人はあまり出番がない。会議室のお花として扱われるケースもあります。

やる気はこのように阻害される

このことを自分がやりたい!と思って手を挙げたプロジェクトに失望した課長を例にとってまとめます。

①やりたい!と手をあげて、数人でプロジェクトが開始される→よかったのはここまで。
②もともと業務量が多かったので、そのプロジェクト以外の業務は減らされる予定だった。が、全く減らない(らしい)
③長時間残業が続く。疲労も蓄積されていた。
④閉塞的な企業文化、年功序列が色濃く、最先端のプロジェクトは全く進まない(長老たちがしつこく邪魔をする)。
⑤プロジェクトが仮に成功したとしても報酬はほぼ増えない(らしい)。
⑥気が付くといろいろなしがらみが増え、プロジェクトはほぼ停止

ではどうすればいいのか

私なりの結論として、

「やれる会社に転職する」

「やりがいをもとめるな」「やりたいことは社外でやれ」

となります。

もともと上記のような日本色濃い企業では特にそうです。「新しいこと」をやってはいけません。仮にそれがやりたいことであっても、つぶされます

やりたいなどと言わずに「仕事として淡々とやる」くらいの余裕?は必要です。

そして、自分がトライしてみたいことはなるべく社外でやる。これも選択肢の一つですし、お互いが不幸になりません。

今では様々な手段があります。パラレルワーク、副業等々、かつてのように一社一筋という働き方ではないはずです。そういったなるべくしがらみの少ない環境で自分がトライしてみたいことに全力投球しましょう。


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