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迷惑な人との距離感をどうとるか、という悩みへの答え

ある日、Voicyのプレミアムリスナーさんから「職場の同僚に不機嫌モンスターがいて悩んでいます」という内容のお便りが届いた。

縁側仲間で悩みを共有した神回放送

こちらはフリーランス歴が20年を超え、職場の人間関係に悩む状況からはしばらく遠ざかっている。
そのため、他のリスナーさんからも回答を募集したところ、親身なコメントがたくさん届き、それらをわたしが放送で読み上げた回は、まさしく神回と呼ぶのにふさわしい内容となった。

わたしからの回答には、ヨガ哲学の視点を取り入れてみた。

『ヨーガ・スートラ』(4〜5世紀ごろ※詳しい時期は不明、パタンジャリという賢者によって説かれたヨガの根本経典)で、とくに重要な教えとして学んだ1章33節を取り上げながら、「他の不徳を捨てる」という姿勢について、自分なりの解釈を伝えた。

他の幸福を喜び、不幸を憐れみ、他の有徳を欣(よろこ)び、不徳は捨てる。そうした態度を培うことによって、心は乱れなき静穏を保つ(ヨガ・スートラ 第1章33節)

新版インテグラル・ヨーガ  パタンジャリのヨーガ・スートラ/めるくまーる

解説部分も示唆に富んだ内容となっている。

ヨーガなどやるつもりはないという人にも、少なくともこのスートラだけは覚えておくように勧めたい。それが日常生活で心を安らかに保つのに非常に役に立つからである。(中略)
幸福な人、不幸な人、有徳の人、不徳の人である。どんな人のどんな一瞬をとってみても、必ずこの四つの範疇のうちのどれかに当てはまる。(中略)

新版インテグラル・ヨーガ  パタンジャリのヨーガ・スートラ/めるくまーる

実際、『ヨーガ・スートラ』を読み始めて「ヨガ哲学って面白いかも」と初めて感じたのも、この1章33節を読んだときだった。

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