「備える」を引き締める
週末の台風予報にヒヤヒヤしながら、防災用品の見直しをしている。
つい先月、わたしが暮らす千葉県の房総地方を中心に大規模な台風被害があったばかりだが、わが家は北西部に位置しており、無事だった。
被災してしまって、まだ家や暮らしが復旧しないうちに次の台風を迎えてしまう大勢の方々は、どれほどの不安を抱えながらここ数日を過ごしていることだろう。
太陽光でスマホを充電
長期に渡る大規模停電で、多くの方が困っていると伝えられていたのが携帯電話の充電だった。
今回の台風も停電にはくれぐれも十分な備えをと、テレビでもラジオでもさかんに警告しているため、昨日、ソーラーパネル式の充電器で携帯電話の充電の予行演習をしてみた。
このソーラー充電器は、熊本地震の後に買ったもの。購入直後にやって以来防災セットの中に入れっぱなしだったということは、もう3年半も触っていないことになる。
朝7時半、バッテリー12%のスマートフォンをUSBでこのソーラーパネル充電器につなぎ、庭に出した。
途中何度かバッテリーチャージマークが停止しているのを確認した瞬間があったものの、3時間後に見たら80%になっていた。晴れていて、午前中は日差しも強かったのがよかったのだろう。何度か使えばもう少しコツがつかめそうだから、これを機に練習しようと思う。
とにかく、電気が使えなくなったとしても晴れさえすれば充電はできる、その手がかりを得たことで、ずいぶん心強く感じられた。
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暮らし・仕事・おしゃれ・健康を題材としたエッセイ(平均2000字)が28本入っています。
2021年11月発売のエッセイ集『ただいま見直し中』(技術評論社)に収録されたエッセイの下書きをまとめました。書籍用に改稿する前の、WEB…
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