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”写真は被写体を写すだけじゃない、自分自身も写すんだ”

映画『明日を綴る写真館』を観ました。
~あらすじ~
気鋭のカメラマンとして活躍する太一は、さびれた写真館を営む鮫島の撮影した一枚の写真に心震わされ、華々しいキャリアを捨て、鮫島に弟子入りを志願する。
他人に関心を持たず淡々と写真を撮っていた太一は、写真館に訪れる客ひとりひとりと対話を重ねることで、被写体と深く関わっていく鮫島の撮影スタイルに驚きを隠せずにいた。
客たちの心残りや後悔に真摯に向き合っていく鮫島の姿勢に接し、太一は自分に足りないものがあることに気付き始める。


この映画の中で、太一は『良い写真からは音が聴こえる』と言い、鮫島の写真を見て弟子入りしました。
鮫島は『写真は被写体を写すだけじゃない、自分自身も写すんだ』と語り、太一もその言葉に心を動かされました。
私も以前から写真を撮る際『自分が好きな被写体でないと良い写真は撮れない』と思っていました。
なので、『写真は被写体を写すだけじゃない、自分自身も写すんだ』という言葉には強く賛同しました。

派手な展開があるわけではなく淡々とした映画ですが、その世界に引き込まれ、2時間があっという間で飽きることなく観ることが出来ました。
原作は漫画のようなので、原作も読んでみたいと思いました。

この映画に出てくるカメラは全てNikon製でした。
太一が父親から譲ってもらい写真にハマるきっかけになったカメラはD70Sでした。その後プロカメラマンになって使っていたのはZ9のようです。
鮫島が普段趣味で撮るカメラはFM2、写真館のカメラはD4でした。

カメラファン、特にNikon党は必見だと思います。

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