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「質問、心配、希望」塾の体験前に実際に言われたこと
今回は個別指導塾の体験申し込みの際に生徒さん、保護者の方から実際に聞かれたことを「質問、心配、希望」の3つに分けてまとめていきます。
個別指導塾を検討している保護者の方や生徒さんに「こんなこと聞いていいんだ!」と思っていただけると幸いです。
個別指導塾の体験とは
塾に行こうと思って探し始めると、集団塾がいいのか個別指導塾がいいのか迷う方も多いと思います。
最終的には「家から通いやすい」とか「授業料が手ごろ」などの理由で決めることになりがちですが、もう一つ基準を持つために体験を受けることをお勧めします。
基本的にどんな塾でも体験を受け付けていて、実際の授業を受けることができます。
何回体験できるかはそれぞれの塾で異なりますので問い合わせが必要です。
シーズンによっては体験4回無料、1か月無料などをうたっている塾もありますね。
無料なのだから、ぜひ受けましょう!
体験前に面談を受ける
体験を受ける生徒さんは初めて塾に通う方も多いですが、別の塾が合わなくて体験を受けに来る方もいます。
体験は無料の場合が多く、面談をしてから曜日や時間を設定します。
この面談の時に質問やご希望をうかがうのですが、様々な心配ごともあるようなのでまとめていきます。
質問
体験でも教科は選べますか?
今学校で習っているところを体験できますか?
わからないところだけ体験できますか?
多くの塾で教科や体験での授業内容を選ぶことができます。今学校で習っていてもいなくても、勉強したい内容があるならぜひ伝えてください。
体験したら絶対に入らないといけませんか?
よく聞かれますが、絶対に入らないといけないなんておかしい!合わなかったらきっぱり断ってください。
理由は「ほかの塾に決めました」「先生が合いませんでした」「やっぱり自宅学習(進研ゼミなど)でいいと思いました」「部活が忙しくなってきたから通えない」など色々でした。
英検の勉強も体験できますか?
受験向けの勉強も体験できますか?
ほとんどの塾で英検や受験向けのコースがありますが、教室によって異なるので希望する場合は確認が必要です。理系専門、英検専門という塾もあるので選ぶのもいいですね。
先生は選べますか?
色々な先生の授業を受けられますか?
先生はどうやって決まりますか?
先生に関しては生徒さんの来られる曜日と時間によって決まるため、好きな先生を選べないことがあります。ただ体験を4回受けて4回とも同じ先生の授業だとすると、本当に合っているかどうかわかりませんよね。面談の時に「色々な先生の授業を体験したい」と伝えて、曜日と時間をずらして体験の日程を組むといいでしょう。
心配事
学校の授業で質問ができない
授業についていけない
集団での勉強に難しさを感じる生徒さんには個別指導はぴったり。質問を友達に聞かれる心配もありませんし、進み方はみんなそれぞれです。
テストになると点数が取れない
何がわからないかわからない
何から始めたらいいかわからない
この心配はとても多いです。授業はわかるのにテストでは点数が取れないのは繰り返していないから。一度は覚えても忘れてしまいますよね。
個別指導ではわからないこと、つまづいたところを見つけることから始めます。そのため授業の最初に確認テストをすることが多いです。
勉強したくない
勉強する意欲がない
高校(大学)にはいきたいけど勉強できるか心配
そもそも勉強が嫌いな生徒さんは保護者の方に連れられてくるので、イヤイヤ来ているのが態度でわかります(^_^;)。でも体験で大学生の先生と話している間に「やっぱりやらないと」と前向きになる生徒さんもいました。生徒さんと同じ中学校、高校出身の先生もいたりするので、身近なお兄さん、お姉さんに教えてもらえることは中高生にとって勉強に向かうきっかけになると感じます。
ただしあまりにも態度が悪い、意欲がない生徒さんの場合は塾の方からお断りすることもあります。「どんな生徒さんでも成績上がりますよー!」なんて大風呂敷を広げる塾もいかがなものかと思うので、お互いに誠意をもって臨みたいですよね。
おしゃべりしたりして集中できない
じっとしていられるか心配
こちらは小学生の保護者の方から聞かれることが多いです。学校の後は疲れてしまってじっとできない生徒さんも多く、中には保護者の方が付き添いで授業を見守る(見張る?)場合もあります。
最初の授業ではおしゃべりを多くしたり、好きなことを聞いたりしながら授業を進めるうちに慣れてきて60分の授業でも座っていられるようになる場合が多いです。
希望
男性・女性の先生がいい
社会人の先生がいい
志望校の大学に通う先生がいい
英会話もできる先生がいい
先生に関する希望は割と多く、女の子の生徒さんは女性の先生、男の子の生徒さんは男性の先生を希望することが多いようです。「異性の先生では緊張して質問できない」と言われたことがあります。教室ではできる限り叶えたいので曜日や時間を調整していますが、すべて希望通りにいかないこともあります。でもタイミングによって変えられるので、希望は伝えてほしいです!
わからないところだけ勉強したい
一から教えてほしい
対局の2つですが、わかっている内容を聞く時間がもったいないと言って体験に来た方がいました。とてもよくできる生徒さんなので復習を中心にわからない単元に絞って授業を進めました。
逆に今まで勉強してこなかった生徒さんは、中1の勉強から総復習をして受験に備えることができました。
ご希望を伝えてもらうことで授業のアレンジがスムーズになります。
ほめてほしい
𠮟ってほしい
こちらは小学生の保護者の方から言われました。「性格的にほめられると喜ぶが、家ではあまり構ってあげる時間が足りない」「できないことは叱ってほしい」など、保護者の方のご要望でした。
私は正直ジャンジャンほめたいタイプなので言われなくてもほめます(^^♪
ただ「ほめられるから勉強する」は本来の勉強ではないので、ほめ方には気をつけますし、叱るよりも諭す方向で接するようにしています。
学年に関係なくどんどん進めてほしい
ゆっくり進めてほしい
勉強する習慣がつけばいい
勉強が楽しいことを体験してほしい
こちらも小学生の保護者の方からのご希望です。特に中学受験を検討している場合、個別指導を受験専門校の予備と考えていることがあるため、どんどん進めてほしいというご希望がありますね。
逆に学校の授業の補助と考えている場合はゆっくり楽しく勉強してほしいという方が多いようです。
質問、心配、希望はどしどし話そう
今回は個別指導塾の体験前の面談で聞いた「質問、心配、希望」をまとめました。
生徒さんの性格や勉強の進み具合は様々なので、聞かれることも千差万別であることがおわかりいただけましたか?
「こんなこと聞いていいのかな」とか「こんなこと言っても無理かな」と思わず何でも話して、変な対応をする塾はきっぱりとやめましょう(^^;)
せっかくの体験授業ですから、ご心配もご希望もたくさん話して、できる限り生徒さんに合う塾を選んでくださいね。
今回の内容が少しでも塾選びの一助になれば幸いです。