微睡

心が揺れると、ことばが溢れることに気づく。
穏やかな生活の日々にはない感覚。

傍にいてほしい訳でもなく、寂しい時に慰めて欲しいわけでもなくて、
私が居て欲しいと思った時に隣にいてほしい人。都合の良い人。

失いたくないと思った瞬間から、言いたい事が言えなくなる呪いにかかる。
本音が言えない、キリがない想い。大事にしたいって独占欲と相まって夢から醒めちゃう。

詰まらないなんて無駄だよ。本気で好きってのも面倒。
好きの手前が一番好き。
最中はいっつも知らない感情が剥き出しになって苦しくなったりするし、そういうのって学生の特権だから全部あげちゃう。

やっぱり慣れないことするんじゃなかった。

何でも知ってる人が好き。
知らないことを教えてくれる人。

私を全て知る唯一の人から、結婚しようと不意に言われて嬉しくて涙が出るくらいにはまだピュアーだったらしい。
なんだ、結婚したかったんだ。それが幸せだと思ってたんだ?

そういうのも、全部要らないです。

ただ、自分の感情に従うまでだよ。

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